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お庭・外構にはどれくらい費用をかけるべき?工事の予算の目安を解説

2023.07.31

コラム

家を建てる時は、住宅本体だけでなく外構の設計も重要なポイントです。住宅本体に費用をかけた結果、外構工事に割く費用が足りなくなったというケースも珍しくありません。実際のところ、外構工事にはどのくらいのお金をかけるべきなのでしょうか? ここでは、外構工事の費用相場について解説します。

【目次】
1.「相場は建築費用の10%」は本当か?
2.外構設備ごとの費用相場
3.費用を左右する要因と抑える方法
4.今回のまとめ
 

「相場は建築費用の10%」は本当か?

一般論として、外構工事の費用相場は「家の建築費用の10%程度」とよくいわれます。確かにその程度の金額になりやすいのですが、必ずしも10%が適切というわけではありません。なぜなら、家本体の建築費用と外構工事の費用に相関関係はないからです。たとえば、高級なキッチンや浴槽を設置したとしても、それに合わせて外構設備のグレードを上げなければならないわけではありません。また、後述するように、敷地面積や外構スタイルによっても費用が左右されます。
そもそも外構は、基本的にオーダーメイドで作るものです。1軒1軒状況が異なる以上、明確な相場はないと考えた方がいいでしょう。条件次第では、外構工事の費用総額を100万円以下に抑えることも可能です。

外構設備ごとの費用相場

外構工事の費用相場は一概に決められませんが、各種外構設備には一定の相場があります。主な外構設備の工事費用の相場は以下の通りです。
門まわり:15万円~30万円
玄関アプローチ:10万円~15万円
塀:50万円~100万円
フェンス:30万円~50万円
ガレージ・カーポート:40万円~100万円
庭:10万円~100万円
テラス・ウッドデッキ:40万円~50万円
サンルーム:40万円~50万円
ベランダ・バルコニー:20万円~40万円
照明:10万円~25万円
植栽:10万円~20万円
物置:10万円~50万円
これらの設備のうち、必要なものの合計値が外構工事の大まかな総額となります。

費用を左右する要因と抑える方法

外構工事の費用は、いろいろな要因で左右されます。たとえば、外構面積(敷地面積-建築面積)が広ければ、工事をしなければならない部分が増えるため、当然ながら費用は高くなります。また、全体を塀やフェンスで囲うクローズ外構は、囲いを設けないオープン外構に比べて費用が高くなりがちです。さらに、外構設備の数が多かったりグレードが高かったりすると、やはり費用が高くなります。
そこで、外構工事の費用を抑えたい時は、設置する外構設備に優先順位をつけましょう。一般的に優先順位が高いのは、郵便受けやインターホンを設置する門柱や、目隠し・防犯・境界明示などの役割がある塀・フェンス、安全な出入りをするために必要な玄関アプローチなどです。
また、駐車スペースの土間コンクリートやカーポート、テラス屋根、物置といった外構も、設置しておくと家の機能を高めてくれます。植栽やウッドデッキ、おしゃれなフェンスなど、見栄え重視の設備は余裕がある場合に設置するといいでしょう。

今回のまとめ

外構設備は、「必要なものを設置すること」が何よりも大切です。「建築費用の◯%」のような定説に従うだけだと、余分なお金がかかってしまうこともあります。まずは、自宅の外構にどのような機能やデザインが必要なのかをじっくりと考えてみましょう。