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住宅ローンを組む時にかかる諸費用って何があるの?

2023.06.11

お知らせ

住宅ローンを組む時は、返済額や利息に目が行きがちです。しかし実は、他にもいろいろな費用がかかることをご存じでしょうか? 資金計画に関わる要素なので、何にいくらかかるのかを把握しておくことが大切です。ここでは、住宅ローンの借入にかかる諸費用について解説します。

【目次】
1.諸費用の合計額の目安と支払うタイミング
2.住宅ローンの諸費用の内訳
3.住宅ローンの諸費用を節約する方法
4.今回のまとめ

 

諸費用の合計額の目安と支払うタイミング

住宅ローンの諸費用の合計額は、物件の購入価格から大体の金額を算出できます。目安としては、新築の注文住宅なら物件価格の3%〜7%、建売住宅や中古物件なら6%〜10%程度です。4,000万円の新築注文住宅を購入するなら、諸費用は120万円~280万円ほどかかることになります。
また、住宅ローンの諸費用は一括で支払うわけではなく、費用の種類によってタイミングが分かれています。主な支払いのタイミングは、売買契約時や融資契約時、融資実行時、登記時、引き渡し時などです。一般的に、諸費用は現金で用意しておくものなので、支払いのスケジュールを事前に確認しておきましょう。

住宅ローンの諸費用の内訳

住宅ローンの諸費用には、いろいろな種類があります。諸費用の主な内訳を確認しておきましょう。

・手数料、保証料

最初に発生する費用は融資手数料です。これは融資を受ける金融機関に支払う手数料で、3万~5万円程度が相場です。また、中古物件を購入する際は、売買を仲介した不動産会社に仲介手数料を支払います。相場は購入価格の3%(+消費税)程度です。さらに、保証人を保証会社に依頼する場合は、購入価格1,000万円に対し20万円程度のローン保証料がかかります。

・各種保険料

住宅ローン審査に通過するために必要な、火災保険や団体信用生命保険(団信)の保険料です。火災保険の保険料は15万円~50万円程度で、地震保険を追加するなら10万円程度が加算されます。団信の保険料は金利に上乗せされていることが多く、相場は10万円程度です。

・その他

上記の費用以外にも、不動産登記を司法書士に依頼するための費用として10万~15万円程度、契約書の作成に必要な印紙代として1万~3万円程度など、細かな費用が発生します。

住宅ローンの諸費用を節約する方法

住宅を購入するためには多額の費用がかかりますから、住宅ローンの諸費用はなるべく節約したいところです。そこで、住宅ローンを組む際には以下のポイントを押さえておきましょう。

・複数の借入先を比較する

諸費用の中でも、特に高額になりやすいのが保証料です。そのため、複数の金融機関や商品を比較した上で、なるべく安価な会社を選びましょう。もちろん、金利やその他の条件も比較し、総合的に判断する必要があります。

・保険の保障内容を確認する

火災保険や団信などの保障内容は、不足していると万が一の際に困ってしまいますが、充実させすぎると保険料が高額になってしまいます。加入済みの生命保険の保障内容や、住宅の性能・立地といった条件と照らし合わせ、保障内容が過剰になっていないか確認しましょう。

・十分な自己資金を用意する

自己資金を増やせば住宅ローンの借入額が低くなるので、保証料や融資手数料も安くなります。総返済額を抑える意味でも、諸費用は頭金と同じく現金で用意するのがおすすめです。

今回のまとめ

住宅自体が高価な買い物なので、その購入費用の数%にもなる諸費用の金額は、決して小さくありません。「どうせローンだから……」と油断していると、思わぬ諸費用の発生で困ってしまう事態も考えられます。諸費用の金額や内訳をしっかりと把握し、余裕を持って資金を用意しておきましょう。