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玄関のセキュリティを高めてくれる静脈認証型のロックとは

2022.07.29

コラム


住宅の防犯性を高める上で、玄関の鍵は非常に重要なポイントです。使い勝手の問題もありますから、ただ単に大量の鍵や複雑な鍵をつければいいというわけではありません。そこでおすすめなのが、自分の指を鍵にできる「静脈認証型」のロックです。ここでは、静脈認証の特徴をご紹介します。

【目次】
1.静脈認証型ロックとは?
2.静脈認証型ロックのメリット
3.静脈認証型ロックのデメリット
4.今回のまとめ

 

静脈認証型ロックとは?

静脈認証型ロックとは、生体認証の一種である静脈認証を使った施解錠システムのことです。基本的な仕組みとしては、玄関などのドアもしくはその横に、専用の認証装置を設置します。次にその装置を使い、指の中を走る血管(静脈)の画像をあらかじめ撮像・登録しておきます。すると、認証装置に指をかざすだけで、装置が血管を識別。登録者であることが確認されると、連動しているドアロックが解除されます。
つまり、自分の手の指を鍵として使えるようになるのです。銀行やオフィスなど、セキュリティが重要な場所でよく利用されていますが、近年では一般家庭用も少しずつ広まってきています。

静脈認証型ロックのメリット

静脈認証型ロックには、非常に多くのメリットがあります。最大のメリットはやはり、複製が極めて難しい鍵であることです。同じ生体認証でも指紋認証や虹彩認証とは異なり、静脈は体内にあるので人目に触れません。しかも一人ひとりパターンがまったく異なるので、偽造や盗難の危険が非常に低いのです。
また、指を鍵として使うという性質上、鍵を忘れたり紛失したりすることがありません。わざわざ鍵を持ち歩く必要もなく、いちいち鍵を探して取り出し、鍵穴に差し込むわずらわしさからも解放されます。しかも指紋認証とは違い、指の怪我や肌荒れ、水濡れ、経年変化などの影響を受けることなく、いつでも正確な認証ができるのです。

静脈認証型ロックのデメリット

静脈認証型ロックはとても便利ですが、いくつかデメリットもあります。まず、電子錠に共通する欠点として、停電中は作動しません(物理キーによる解錠は可能)。バッテリー式の場合はしばらく持ちますが、長期間停電が続けばいずれは使えなくなります。乾電池式なら停電中でも使える反面、普段は電池交換の手間が生じます。
また、静脈認証型ロックは価格も高めです。一般家庭向けの指紋認証型ロックは3万円~5万円程度ですが、静脈認証型ロックは安くても5万円~10万円ほどします。玄関の防犯性を高める方法は他にもいろいろあるため、周囲の環境や費用対効果なども考慮した上で、導入を検討するのがおすすめです。

今回のまとめ

静脈認証型ロックは、安全性を最優先するならぜひ選択肢に入れておきたい設備です。物理キーを持ち歩いたり取り出したりする必要もなく、鍵に対するイメージそのものが変わるでしょう。価格は高いものの、それに見合ったメリットがあるのは間違いありません。興味のある方は、ぜひ最新の製品について調べてみてください。