三重県亀山市・鈴鹿市で新築住宅・リフォーム・土地さがしを行う野村建設のお知らせです。

今さら聞けない発がん性のある建材「アスベスト」って何?

2020.03.03

コラム

一時期、日本でもアスベストという言葉がニュースを騒がせ、アスベストによってがんを引き起こす可能性があるという話を耳にした方も多いかと思います。しかし、普段からアスベストを見たことも聞いたこともない方がほとんどだと思いますので、このニュースを聞いただけでは具体的にイメージできない方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、発がん性のある建材「アスベスト」についてあらためてお伝えいたします。

アスベストとは

アスベストとは、別名「石綿」という天然の鉱石であり、古くから世界中で使用されてきました。古代エジプトではミイラを包む布として使用されたり、古代ローマではランプの芯として使用されたりと、はるか古から人々の生活の中にありました。
アスベストは、その性質上、耐火性が非常に高く、火にくべても燃えることがありません。また、重量が綿のように軽く、非常に使い勝手が良いことが重宝されました。
そのため、建物の壁に練り込んだり、柱に巻きつけたりと、防火を目的として建設現場で使用されてきました。

アスベストの発がん性

しかし、このアスベストは非常に細かい繊維が密集してできている鉱物であり、その繊維を吸い込むことでガンを引き起こすことがわかりました。
日常生活の中はもちろん、特にアスベストを使用した建物の建設中・解体中に多くの繊維が飛び交い、それを吸い込んだ作業員が危険にさらされます。
また、このアスベストによるガンですが、繊維を吸った20-30年後になって初めてガンが発生するため、因果関係の立証が難しく、アスベストとガンの関係性が長く見逃されてきました。
そのため、つい最近まで発がん性があることがわからず、多くの建物に使われてしまっていました。

今回のまとめ

意外と知らないアスベストの危険性ですが、主に建設現場の作業員の方が被害を被っています。一般の方の被害は少ないと言われていますし、今はアスベストを使った工事は行われていませんので、ご安心ください。(もちろん、野村建設で行う工事でも、アスベストは一切使用していません。)