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火災保険の仕組みとは? 家を建てると必ず加入しなければならないの?

2023.05.12

コラム

自宅が火災の被害にあうと、財産はもちろん住むところさえも失われてしまう可能性があります。また、豪雨や台風などの自然災害や、事故・盗難などによって大きな被害を受けるケースも少なくありません。そのような時に備えて加入しておきたいのが「火災保険」です。ここでは、火災保険の仕組みについて解説します。

【目次】
1.火災保険って何?
2.火災保険は何が補償対象になるの?
3.火災保険には必ず加入しなければならないの?
4.今回のまとめ

 

火災保険って何?

火災保険とは、自宅が火災などの被害にあった時、その損害を補償してもらえる保険です。名前を見ただけだと火災専用の保険に思えますが、多くの場合は落雷や破裂・爆発、風災、雹災、雪災、水災、さらに水漏れなどの事故や盗難までもが補償対象になります。ただし、地震による被害の補償を受けるためには、火災保険とセットで「地震保険」に加入しなければなりません。毎月の保険料は、主に建物自体の評価や築年数、所在地、構造区分、保険期間、支払方法などをもとに算出されます。
また、どのような補償をつけるかによっても変動し、補償の範囲を広げたりさまざまな特約をつけたりすれば、保険料は高くなります。基本となる火災、落雷、破裂・爆発以外の補償を外せる場合もありますが、補償範囲がとても狭くなるため、よく考えることが大切です。

火災保険は何が補償対象になるの?

火災保険の補償対象は、大きく分けて「建物(住まい)」と「家財」があります。建物とは、家本体と門や塀、物置、車庫などのことです。
一方、家財とは家の中にある家具や家電、衣類、日用品などを指します。自転車や原付バイクも家財に含まれますが、自動車や現金、動植物、一定額以上の貴金属・美術品などは原則として含みません。そして火災保険のうち、家財を対象とする保険は「家財保険」と呼ばれます。家財保険への加入は任意ですが、建物が火災や自然災害などの被害にあった時は、高確率で家財も被害を受けているでしょう。そのため、基本的には家財保険にも加入しておくのがおすすめです。
ちなみに賃貸物件の場合は、建物の保険については家主(オーナー)が契約し、家財については入居者が契約します。

火災保険には必ず加入しなければならないの?

火災保険への加入は原則として任意であり、絶対に加入しなければならないわけではありません。そのため、中には加入していない方もいます。しかし、自宅が火災や自然災害の被害にあうかどうかは、誰にも予想できないものです。特別な事情がない限りは、火災保険に加入しておくのが望ましいでしょう。
なお、火災保険への加入を求められるケースもあります。代表的なのは住宅ローンを組む場合で、自宅を担保にして融資を受けるためには、火災保険に加入しなければなりません。そうしないと、万が一火災などで家が失われた時に、金融機関がローンを回収できなくなるからです。
ほとんどの方は家を建てる際に住宅ローンを組みますから、事実上家を建てるためには火災保険への加入が必須となります。火災保険への加入自体が義務だと誤解されることがあるのはこのためです。もちろん、ローンの返済が終わったとしても、火災保険にはそのまま加入しておく方がいいでしょう。

今回のまとめ

火災保険に加入しておけば、自宅が火災や台風などの被害にあった時、保険金を受け取ってスムーズに生活を再建することができます。加入は任意ですが、誰がいつ火災や自然災害の被害にあうかわからない以上、原則として加入しておくのがおすすめです。自宅に適したプランを選んで、万が一の被害に備えましょう。