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照明の明るさはさまざま! 家族みんなが暮らしやすい明るさはどのくらい?
2022.11.20
コラム
家の中を明るくしてくれる照明は、私たちの生活に必要不可欠なものです。もちろん、暗すぎたり明るすぎたりすると生活に支障をきたすため、適切な明るさのものを選ぶ必要があります。暮らしやすい家を作るためには、どの程度の明るさの照明にすればいいのでしょうか。ここでは、照明の明るさ選びのポイントについて解説します。
【目次】
1.まずは明るさの単位「ルーメン(lm)」に注目
2.照明の色も明るさに影響する
3.住む人の年齢や内装色も重要
4.今回のまとめ
まずは明るさの単位「ルーメン(lm)」に注目
照明の明るさを選ぶ際の基準となるのが、照明を設置する部屋の広さと、明るさ(光束)の単位である「ルーメン(lm)」です。かつての主流だった白熱電球は、消費電力の大きさが明るさに直結していたため、明るさをワット(W)で表していました。しかし、現在の主流であるLED照明は、少ない電力消費で十分な明るさが出るため、性能表示の単位がルーメン=明るさそのものに切り替えられたのです。一般的なLEDシーリングライトを使用する場合、部屋の広さと照明の明るさの関係は以下のようになります。
4.5畳:2000~3199lm
6畳:2700~3699lm
8畳:3300~4299lm
10畳:3900~4899lm
12畳:4500~5499lm
14畳:5100~6099lm
【参考】
https://www.jlma.or.jp/led-navi/contents/cont22_LEDCeiling.htm
照明の色も明るさに影響する
ルーメンと並んで重要なのが、照明の出す光の色(色温度)です。ルーメンの値が同じでも、色によって人が感じる明るさは大きく変わってきます。一般的な照明の色としては、大きくわけて「昼白色」「昼光色」「電球色」の3種類があり、必要な明るさや部屋の用途に合わせて選ぶ必要があります。
昼白色は最も自然の光に近い色で、リビングやキッチンをはじめどのような部屋にも合います。メイクをする洗面台も昼白色がいいでしょう。昼光色は青みがかった爽やかな色で、勉強部屋や在宅ワーク用の部屋など、集中する必要がある部屋に向いています。電球色は温かみのあるオレンジ系の色で、リビングや寝室などリラックスしたい空間におすすめです。
住む人の年齢や内装色も重要
照明の明るさ選びのポイントは、他にもいろいろあります。たとえば、高齢者は明るさを感じる能力が低下しているため、若い人よりも明るい照明が必要です。通常の1.5倍~2倍程度の明るさにするのに加え、調光のできる照明器具を選ぶといいでしょう。他にも、まぶしさ(グレア)を抑えることや、部屋と廊下で極端な明るさの違いを作らないことといった配慮も求められます。
また、部屋の内装色も重要なポイントです。基本的に、白っぽい色は「反射率」が高いのでより明るく感じます。逆に、黒っぽい色や濃い色は反射率が低いため、より暗く感じるのです。内装色に合わせて照明の明るさをワンランク調整したり、照明の数を増減させたりするといいでしょう。
今回のまとめ
適切な明るさの照明を選ぶと、家の中はより快適になります。リラックスできる空間を作りたい時や、在宅ワークのために集中力を高めたい時などは、照明の色に注目するのがおすすめです。部屋の印象が大きく変わることもあるので、現在の照明にそれほど不満がなくても、一度照明の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
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