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おしゃれなタイル床のメリット・デメリットを紹介

2022.08.29

コラム


おしゃれな床材として人気が高いのがタイル床です。フローリングや畳とはまた違った魅力があり、リフォームを検討している方も多いでしょう。タイルにはデザイン性以外にもいろいろな特徴があるため、よく検討して選ぶことが大切です。ここでは、タイル床のメリットとデメリットをご紹介します。

【目次】
1.タイル床のメリット
2.タイル床のデメリット
3.タイル床が向いているのはどんな人?
4.今回のまとめ

 

タイル床のメリット

タイル床のメリットは、何といっても耐久力が非常に高いことです。タイルは粘土や土といった無機質原料を焼成して作られ、内部に水分や空気はほとんど残りません。その性質上、水・熱・紫外線などの影響を受けづらく、高温多湿の環境や直射日光が当たる場所でも劣化・変形しにくいのです。加えて、耐火性も優れています。また、水に強く汚れが付着しにくいのも特徴です。とても頑丈で傷もつきにくいため、ある程度力を入れてゴシゴシこすっても問題ありません。キッチンの油汚れなども簡単に拭き取れるので、お掃除がとても楽になるでしょう。
そして、意匠性の高さも大きな魅力です。陶磁器質の素材感はとても高級感があり、デザインも多種多様。工業製品ゆえに、天然石と異なり品質も安定しています。おしゃれな内装を作りたい時にはとてもおすすめです。

タイル床のデメリット

タイル床のデメリットは、硬くて耐久性に優れる分クッション性がなく、足腰に負担がかかりやすいことです。キッチンなどでは掃除のしやすさが大きなメリットになりますが、立ち仕事が多いので負担も感じやすいでしょう。硬さのために転んだ時の衝撃が大きく、食器を落とすと割れやすく、音が響きやすいといった点にも注意が必要です。
また、導入コストは他の床材に比べて高い傾向にあります。これは施工に時間がかかることが主な原因で、それゆえに工期も長くなります。
加えて、冬はとても冷たくなる性質があるので、床暖房などによる対策が必要です。もちろん、見方を変えれば夏は涼しいということでもあります。

タイル床が向いているのはどんな人?

メリットとデメリットを比較すると、タイル床に向いているのは「工事の負担よりも長期的なメリットを重視する人」です。費用や工期の問題に加え、デザインの決定や硬さへの対策など、考えるべき点は少なくありません。しかし、日常の掃除やメンテナンスの負担が小さいのは大きな魅力です。とても長持ちするので、ランニングコストを含めた費用はむしろお得になります。
また、タイルのデザインを取り入れつつ費用を抑えたいのであれば、「塩ビタイル」を使うのも選択肢の1つです。塩ビタイルはクッションフロアと同じポリ塩化ビニル製の建材で、適度な硬さがありデザインも豊富に用意されています。ただし、陶磁器質のタイル(セラミックタイル)のような耐久性はないので、場所によって使い分けるといいでしょう。

今回のまとめ

タイル床は、意匠性や耐久性、メンテナンス性を重視する人にとてもおすすめできる床材です。おしゃれで掃除もしやすいため、素敵な空間を長期間維持できるでしょう。もちろんいくつか注意点もありますから、正しく判断して選ぶことが大切です。他の床材と比較検討するためにも、まずは専門業者に相談してみてください。