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気密性・断熱性が高い家ってどんな家?

2022.06.11

コラム


近年の家づくりにおいて重要なポイントとなっているのが、気密性や断熱性です。気密性や断熱性が高いと、住宅の快適性は大きく高まり、省エネ効果も期待できます。しかし、そもそも「気密性・断熱性が高い」とはどのような状態なのか、ご存じない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、気密性・断熱性が高い家の特徴をご紹介します。

【目次】
1.気密性の高い家とは?
2.断熱性の高い家とは?
3.気密性・断熱性の高い家のメリット
4.今回のまとめ

 

気密性の高い家とは?

気密性の高い住宅とは、隙間をできる限り作らず、屋内と屋外の空気の入れ替わりを少なくしている家を指します。従来型の家は、一見隙間が少ないように見えても、実はいろいろな場所に隙間が存在しています。隙間ができやすいのは、木材の接合部や窓枠周辺、コンセントボックスの周辺、そして配線・配管まわりなどです。こういった隙間があると、自然に空気が入れ替わって熱が出入りし、花粉や排気ガスといった有害物質も侵入してきます。そのため高気密住宅では、高精度の建築部材や防湿シート、気密テープ、断熱材などを使って、隙間を徹底的になくしているのです。なお、24時間換気システムの設置が義務化されているので、高気密住宅でも換気はしっかりと行われます。「意図しない空気の入れ替わりが発生しないようにしている家」と考えてもいいでしょう。

断熱性の高い家とは?

断熱性の高い住宅とは、屋内外の熱の出入りを可能な限り減らし、外気の影響を受けにくくした家を指します。一般的な住宅は、窓や壁を通して熱が出入りするため、どうしても外気の影響を受けてしまいます。家の中が夏には暑く、冬には寒くなるのも、熱の出入りが原因なのです。そこで高断熱住宅は、高性能な断熱材や断熱複層ガラスといった建材を使い、熱の出入りを徹底的に遮断。季節を問わず外気温の影響を受けにくい家を作り上げています。熱の大部分は窓から出入りするので、窓の断熱対策は特に重要です。なお、空気が出入りすれば当然ながら外気温の影響を受けてしまうため、気密性の高さも断熱性を向上させています。気密性と断熱性は、片方だけが高くてもあまり意味がないので、高気密・高断熱は基本的にセットです。

気密性・断熱性の高い家のメリット

高気密・高断熱住宅のメリットは、外気の影響を受けにくく、室温を一定に保ちやすいことです。夏の暑さや冬の寒さの影響も最小限に抑えられるので、1年を通じて快適な家になります。冷暖房の効率もよくなるため、省エネ性が高まり光熱費の節約にもつながります。もし暑い・寒いと感じても、少しエアコンをつけるだけですぐ快適になるでしょう。また、家のどこでも室温が一定になるので、極端な温度変化にさらされることがなく、いわゆるヒートショックの予防にもなります。高齢になるほどヒートショックのリスクは高くなりますから、家族に高齢者がいるなら気密性・断熱性を高めておくのが望ましいでしょう。他にも、外気の影響を受けにくいので結露が発生しにくい、換気がコントロールされているので空気が快適になる、気密性の高さにより防音性も高まるといったメリットがあります。一般的な住宅に比べてコストは高くなりますが、それに見合った価値があるのです。

今回のまとめ

高気密・高断熱住宅は、快適で安全性の高い住宅を作りたい方にとてもおすすめできます。省エネ性の高さにより環境保護にもつながるため、これからの時代は高気密・高断熱化がますます重要になっていくでしょう。国や自治体も補助金で支援しているので、家の新築やリフォームを行うなら、ぜひ高気密・高断熱住宅をご検討ください。