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外溝におすすめの育てやすい落葉樹9選

2022.05.24

コラム


外構の樹木として常緑樹とよく比較される落葉樹は、冬になると葉が落ちる樹木です。その多くが紅葉を楽しめ、季節の移ろいを感じられます。寒い冬に日差しが差し込みやすくなるというメリットもあり、1年中葉がついたままの常緑樹とはまた違った使い方ができるのが魅力です。ここでは、外構におすすめの落葉樹9選をご紹介します。

【目次】
1.外構におすすめの落葉樹【高木】
2.外構におすすめの落葉樹【中低木】
3.外構におすすめの落葉樹【果樹】
4.今回のまとめ

 

外構におすすめの落葉樹【高木】

高さが3mを超え、ものによっては家よりも大きくなる高木は、そのダイナミックな姿が何よりの魅力です。大きさを活かした2階以上の目隠しや、シンボルツリーに向いています。

ハナミズキ

しなやかな枝に白やピンク、赤色の花をつける華やかな樹木です。晩夏には赤い実がなります。成長速度がやや遅いので剪定も楽ですが、やや乾燥した環境を好むので湿気を避けましょう。

ヤマボウシ

初夏に白い花を咲かせる樹木で、常緑樹もあります。成長が遅く、ある程度放っておいてもきれいな樹形になり、乾季以外は水やりも必要ないので育てやすい植物といえるでしょう。

エゴノキ

華奢な枝ぶりと細かく柔らかな葉、吊り下がるように咲く星型の白い花が特徴の樹木です。乾燥はやや苦手ですが暑さにも寒さにも強く、北海道から沖縄まで広い範囲で育てられます。

外構におすすめの落葉樹【中低木】

1.5m~3m程度の大きさに育つのが中木です。のびのびと育ててシンボルツリーにする、低めに剪定して低木と同じように利用するなど、いろいろな用途に使えます。また、大きくても1.5m程度の低木は、コンパクトで管理がしやすいのが魅力です。外構の足元を彩ったり、奥行きや立体感を出したりする時に重宝します。

ミツマタ

名前の通り、どれだけ成長しても必ず枝が三又になる樹木です。まるで蜂の巣のような独特の形状をした、淡い黄色の花を咲かせます。

アジサイ

大きな葉を持ち、梅雨の時期に華やかな花を咲かせる定番の庭木です。日当たりがよく、湿気のある環境を好みます。日本に古くから自生してきた植物なので、あまり手をかけなくてもよく育ちます。

ドウダンツツジ

春にはスズランのような白い花を咲かせ、秋には真っ赤に紅葉する華やかな植物です。比較的成長速度が遅く、刈り込みにも耐えてくれるので、生垣用としても人気があります。

外構におすすめの落葉樹【果樹】

視覚だけでなく味覚でも植物を楽しみたい方は、ぜひ果樹を植えてみましょう。自宅で採れた果実を食卓に並べることができます。もちろん、果実が実った樹木の姿自体も魅力です。

ウメ

日本では古くから親しまれてきた樹木で、初春にいい香りのする美しい花を咲かせます。花の鑑賞を目的とする「花梅」と、果実の収穫を目的とする「実梅」があるので、梅干しなどを作りたい時は後者を植えましょう。

ブルーベリー

比較的小型で栽培もしやすく、人気の高い家庭果樹です。果実は見た目も美しく、生食やジャムへの加工などで活用できます。秋には紅葉も楽しめます。

ザクロ

熟した果実がはじけることで有名な樹木です。果肉は赤紫色で、水分を多く含んでいて甘く、生食やジュースへの加工などで味わえます。夏に咲かせるオレンジ色の花も見事です。

今回のまとめ

落葉樹は、季節ごとの外構の姿を楽しみたい方にとてもおすすめです。落葉する秋は落ち葉の掃除が少々大変ですが、落ち葉が積もった庭もまた魅力の1つ。常に目隠しをしておきたい場所は常緑樹、冬に日差しが差し込んでほしい場所は落葉樹といった使い分けもできます。素敵な外構づくりのために、ぜひじっくりと計画を立ててみてください。