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窓ガラスに貼る防犯フィルムのメリット・デメリットとは

2022.02.28

コラム


警察庁の統計により、泥棒の約6割は窓から侵入してくることがわかっています。自宅の防犯対策をするなら、まず窓に目を向けなければなりません。窓の防犯対策はいろいろ考えられますが、特に実行しやすい方法の1つが「防犯フィルム」です。ここでは防犯フィルムの特徴や、メリット・デメリットについて解説します。

【目次】
1.防犯フィルムとは?
2.防犯フィルムのメリット
3.防犯フィルムのデメリット
4.今回のまとめ

 

防犯フィルムとは?

防犯フィルムは、ガラスに貼り付けて使用する厚みのあるシートです。いわゆる飛散防止フィルムと混同されることもありますが、それよりもはるかに頑丈で、貼り付けると窓ガラスを破りにくくしてくれます。といっても、窓ガラスが割れなくなるわけではありません。ハンマーなどで叩いて割ることはできるのですが、フィルムのおかげでガラスが飛び散らず貫通もしにくいので、なかなか大きな穴を開けられないのです。
警察庁の統計データから、窓やドアを破るのに5分以上の時間がかかると、約7割の泥棒は侵入をあきらめることがわかっています。防犯性能の高い製品であることを示す「CPマーク」がついたフィルムなら、5分以上耐えられることが試験で確認されているので、防犯フィルムを使うならこのタイプの製品を選びましょう。

防犯フィルムのメリット

窓ガラスを破られにくくしたい時は、防犯ガラスへの交換や二重窓(内窓)の設置といった方法もあります。それらと比較した場合の防犯フィルムのメリットは、施工がとても簡単であることです。ガラスに貼り付けるだけなので作業時間が短く、費用も安く抑えられるため、手軽に窓の防犯性能を高めたい時には防犯フィルムが適しているでしょう。
また、防犯ガラスにもいえることではありますが、台風や地震で窓ガラスが割れてしまった時でも、破片の飛散による二次被害を防ぐことができます。窓から外に逃げたい時は、フィルムを剥がせばガラスを割ることが可能です。その他、UVカットや虫除け、半透明で目隠しになるなど、日常生活で役立つ機能を備えた防犯フィルムも販売されています。

防犯フィルムのデメリット

防犯フィルムのデメリットは、防犯ガラスに比べて経年劣化が早いことです。防犯ガラスは20年以上持ちますが、防犯フィルムは10年程度で耐用年数を迎えるため、貼り替えが必要になります。もちろん、「それだけ持てば十分」という場合も多いでしょうから、好みや状況に応じて使い分けましょう。
また、防犯フィルムの性能をフルに発揮させるためには、正確に施工する必要があります。密着度が弱かったり気泡が入っていたりすると、そこから割れてしまう可能性がある上に剥がれやすく、見た目もよくありません。自宅の防犯性に関わる問題ですから、防犯フィルムの施工は専門業者に依頼するのが望ましいでしょう。

今回のまとめ

防犯フィルムは、自宅の防犯性を手軽に高めたい時に最適の防犯用品です。補助錠やワンドア・ツーロックなどと併用すれば、とても破りにくい窓になります。災害時などに窓ガラスが割れた時、破片が飛び散るのを防げるのも魅力です。もちろん、正確な施工のためには高い技術力が必要ですから、まずはお近くの専門業者に相談してみてください。