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これから家を建てる人はEV(電気自動車)の充電用コンセントもお忘れなく

2022.01.07

コラム

近年では、次世代の移動手段としてEV(電気自動車)が大いに注目されています。EVのエネルギー源は電気ですから、走行するためには充電しなければなりません。外部の充電スポットに行ってもいいのですが、おすすめなのはご自宅にEV用のコンセントを設置する方法です。ここでは、新築時にEV用コンセントを設置した方がいい理由をご紹介します。

【目次】
1.EVは今後確実に普及していく
2.EV用コンセントは新築時に付けた方が安い!
3.EVのバッテリーは蓄電池の代わりになる
4.今回のまとめ

 

EVは今後確実に普及していく

新築時にEV用コンセントを設置した方がいい第一の理由は、今後EVの普及が見込まれるからです。
国では次世代自動車の普及目標として、新車販売台数におけるEVやPHV(プラグインハイブリッドカー。プリウスなど)の比率を、2030年には20%~30%にすることを目指しています。達成できるかどうかは不透明ですが、今後EVが増えていくのはまず間違いありません。今現在はガソリン車で満足している方も、将来はEVに乗る可能性が十分あります。
ご自身は必要なくても、お子さんやお孫さんがEVを求めるかもしれません。そうなった時、ご自宅にEVの充電用コンセントがあればとても便利です。寝ている間に充電ができるので、わざわざ充電スポットに行く必要がなくなります。太陽光発電で作った電気を供給することも可能です。

EV用コンセントは新築時に付けた方が安い!

新築時にEV用コンセントを設置した方がいい第二の理由は、新築時の設置コストは非常に安い一方、後付けすると大幅に高くなるからです。新築時にEV用コンセントを設置した場合、費用は数千円~数万円程度で、ほとんど負担になりません。
ところが、完成した家にEV用コンセントを後付けしようとすると、最低10万円~20万円程度もかかってしまいます。これは、EV用コンセントの配線や専用ブレーカーの設置といった工事が必要になるためです。新築の際に行うのであれば比較的簡単ですが、後付けする場合はかなり大掛かりな工事になってしまいます。壁内の配線が困難になるので設置場所も制限されますし、外壁に穴を開けたためにハウスメーカーの外壁保証に影響することもあります。
つまり、現時点ではEVに乗る予定がなかったとしても、とりあえずコンセントを設置しておいた方がいいのです。後でEV用のコンセントに交換できるようにしておき、当面は一般家庭用のコンセントとして使うという方法もあります。目先のわずかなお金を惜しんだがために、将来大きな損をすることになりかねませんから、なるべく設置しておくのが望ましいでしょう。

EVのバッテリーは蓄電池の代わりになる

新築時にEV用コンセントを設置した方がいい第三の理由は、「V2H」が便利だからです。V2Hは「Vehicle to Home」の略で、専用の機器を使ってEVのバッテリーから住宅に電気を供給することをいいます。今のところこの機能が搭載されているのは、日産のリーフなど一部のEVやPHVのみです。V2Hが使えると、災害などで自宅への電力供給が絶たれた時、EVから電力を供給して急場をしのぐことができます。
つまり、EVを蓄電池の代わりに使えるわけです。家庭用の蓄電池を購入するより安上がりになることも多く、いざという時に役に立ってくれるでしょう。

今回のまとめ

日本におけるEVの普及はまだ始まったばかりですが、将来的にはさらに種類が増え、多くの人にとってガソリン車と並ぶ選択肢になるはずです。その時、自宅にEV用コンセントがあれば、EVの使い勝手は大幅に高まります。これから新しく家を建てるなら、ぜひEV用コンセントを設置しておいてください。