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外構・エクステリアの費用は家の費用に対してどれくらいかけるべきか

2021.01.05

コラム


門や塀、庭、駐車場に玄関アプローチといった外構・エクステリアは、家の外観や防犯に大きく影響する部分です。中には、家の本体やインテリアより重視している方もいるでしょう。とはいえ、費用には限りがありますから、適切に配分しなければなりません。今回は、家づくりにかける費用のうち、外構・エクステリアの費用をどの程度にすべきなのかを解説します。

【目次】
1.外構・エクステリアにかける費用は、住宅本体の10%程度
2.外構・エクステリア工事の各部分の費用相場
3.予算が不足している時は、施工箇所に優先順位をつけよう
4.今回のまとめ

 

外構・エクステリアにかける費用は、住宅本体の10%程度

一般的に、新築の外構工事にかける費用は、住宅本体の建築費用の10%程度が望ましいとされています。本体の建築費用が2,000万円なら、外構・エクステリアの費用は200万円程度がちょうどいいというわけです。もちろん、これを適切だと感じるかどうかは、個人の好みや予算によるでしょう。たとえば、いわゆるオープン外構にするなら、門や塀を設置しないか小型のものを採用するため、外構・エクステリアの費用は安くなる傾向にあります。逆に、門や塀をしっかりと配置したクローズ外構を選べば、自ずと費用が高くなるのです。その他、自動車を複数台所有しているなら駐車場は広くなければなりませんし、ガーデニングを楽しみたければ庭が広い方がいいでしょう。そもそも敷地面積が狭く、外構に力を入れる必要性が薄いケースも考えられます。状況に合わせて柔軟に判断することが大切です。

外構・エクステリア工事の各部分の費用相場

外構・エクステリアにかけるべき費用を正しく判断するためには、どの部分にいくらかかるのかを知っておく必要があります。一般的な住宅における、各部分の相場を見ていきましょう。

門まわり:15万円~30万円
玄関アプローチ:30万円~60万円
塀:50万円~100万円
フェンス:30万円~50万円
照明:10万円~20万円
ガレージ、カーポート、駐車場:50万円~100万円
テラス、ウッドデッキ:40万円~50万円
サンルーム:40万円~50万円
ベランダ、バルコニー:30万円~40万円
庭:50万円~100万円
植栽:10万円~20万円

この中から取捨選択を行い、予算内に収めていくことになります。相場をよく知らずに理想の外構・エクステリアを考えた結果、見積もりが予算をオーバーして驚くこともあるので、しっかりと計画を立てるのが望ましいでしょう。

予算が不足している時は、施工箇所に優先順位をつけよう

外構・エクステリアのデザインや計画は、住宅本体に比べると後回しにされがちです。そのため、これからという時になって費用の不足に気づくことも珍しくありません。このような場合はどうすればいいのでしょうか。まず行なっておきたいのは、工事の優先順位の検討です。「庭は小さくても構わない。その代わり、プライバシー保護のためにしっかりした塀を作りたい」というように、施工箇所に優先順位を設ければ、無駄のない予算を組みやすくなります。優先順位の低い部分は、素材や商品のグレードを落とすこともできますし、住宅の完成後にゆっくりと工事を進めてもいいでしょう。また、住宅本体の工事を行う業者に、外構の工事も一括して依頼するという方法もあります。こうすれば、外構工事の費用を金利の低い住宅ローンに組み込むことができ、最終的な出費が抑えられるのです。どのような方法が最もお得なのか、施工業者ともよく相談してみてください。

今回のまとめ

家づくりにこだわればこだわるほど、費用の問題も複雑になっていきます。外構エクステリアの費用は、あくまでも建設費用の一部にすぎないので、全体のバランスを考えることが大切です。なるべく複数の業者から見積もりを取って比較し、綿密な打ち合わせをしつつ施行計画を立てましょう。