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PM2.5や花粉は家づくりで防ぐことができます

2020.11.01

コラム


アレルギーを引き起こす花粉やPM2.5などの有害物質は、私たちの健康を損ねる怖い存在です。自宅はこれらの物質を排除した快適な空間にしたいものですが、どうすればいいのでしょうか。今回は、花粉やPM2.5を防ぐ家づくりのポイントをご紹介します。

【目次】
1.花粉やPM2.5は玄関で食い止める
2.高気密住宅にして花粉をシャットアウト
3.部屋干し用スペースがあれば、花粉の季節も安心
4.今回のまとめ

 

花粉やPM2.5は玄関で食い止める

花粉やPM2.5を防ぐ家づくりにおいて、まず注目していただきたいのは玄関です。大気中を漂っている花粉やPM2.5は、外出中の私たちの体にいつのまにか付着しています。そのまま帰宅すれば、花粉を自宅の中に持ち込むことになってしまうため、玄関で食い止めなければなりません。そこで、玄関にはシューズクロークやコート掛けを設置しましょう。靴やコートを室内に入れず、玄関でしっかりと収納すれば、花粉の持ち込みを防ぐことができます。玄関と部屋との間に仕切りを設け、物理的に花粉をシャットアウトするのも有効です。また、玄関に換気設備を設けると、その場に漂う花粉を排出できます。そこまではできない場合は、空気清浄機を使えるよう、玄関にコンセントを設置してみましょう。

高気密住宅にして花粉をシャットアウト

湿気やハウスダストを排出するためには換気が重要です。しかし、窓を開けたり換気扇を回したりすると、花粉やPM2.5が屋内に入ってきてしまいます。そこでおすすめしたいのが、住宅の高気密化です。高気密住宅は隙間を極力なくし、換気システムによって計画換気を行うため、換気のために窓を開ける必要がありません。加えて、給気口にフィルターを取り付ければ、花粉やPM2.5を排除した清潔な空気を取り入れられます。また、排気口の位置にも注目してください。花粉やPM2.5、ハウスダストなどは床に溜まりやすいため、高い位置に排気口があってもうまく排出できません。床に排気口を設置すれば、有害物質を効率よく排出できます。

部屋干し用スペースがあれば、花粉の季節も安心

花粉やPM2.5は、洗濯物にも付着するのが厄介です。毎回はたいて花粉を落とすのは難しいので、花粉の季節やPM2.5の分布量が多い日は、部屋干しにした方がいいでしょう。あらかじめサニタリーなどに部屋干し用のスペースを作っておくと、生活の妨げにならない範囲で部屋干しができます。ポイントは、洗濯物が乾きやすい環境を整えることです。部屋干しはどうしても生乾きになりやすく、嫌な臭いが発生するのに加え、湿度の上昇による結露やカビの発生にも注意しなければなりません。サンルームやインナーバルコニーといったスタイルにして、室内でも日差しを浴びられるようにしたり、暖房換気扇を設置したりするといいでしょう。

今回のまとめ

花粉やPM2.5は、家の中に持ち込まないことが何よりも重要です。家の中でも涙やくしゃみ、かゆみが止まらない時は、もしかすると花粉の入りやすい家に住んでいるのかもしれません。間取りや換気システムを見直し、花粉の入ってこない快適な家づくりをしてみましょう。