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収納が少ない住宅は毎日の生活が少しずつストレスに感じます

2020.10.19

コラム


押入れに床下収納、クローゼットといった収納設備は、どのような住宅にも必要なものです。適切な収納スペースが確保できていないと、生活に不便が生じストレスも溜まってしまいます。今回は、適切な収納スペースを確保するポイントについて見ていきましょう。

【目次】
1.収納が少ないと家の中が乱雑に。物の場所もわかりにくい
2.収納は広ければいいわけではない。場所や形状も重要
3.収納のポイントは、使う場所の近くに配置すること
4.今回のまとめ

 

収納が少ないと家の中が乱雑に。物の場所もわかりにくい

住宅に十分な収納スペースがないと、いくつものデメリットが発生します。特に問題なのは、やはり家の中が乱雑になってしまうことでしょう。収納スペースがなくても、いろいろな場所に物を置くことはできます。しかし、見た目が非常に悪くなるのに加え、床に置けば通行の邪魔になり、テーブルの上に置けば食事や仕事の邪魔になってしまうのです。また、物が乱雑に置かれているということは、どこに何があるのかわかりにくいということでもあります。これでは家事や仕事に支障をきたし、必要なものをいつも探し回っていうようなことになりかねません。やむをえず新しいものを買ったら、古い方がすぐに見つかった……というのもよくある話です。
そして、家の中がこんな状態ですから、お客様も家に上げたくなくなるでしょう。「遊びに行っていい?」と聞かれても、「今日はちょっと……」と答えざるをえなくなります。このようなことが生活の中で繰り返された結果、どんどんストレスが溜まっていってしまうのです。生活の質を高めるためにも、適切な収納スペースは必須といっていいでしょう。

収納は広ければいいわけではない。場所や形状も重要

収納は、家庭ごとに適切な大きさというものがあります。いくら重要なスペースとはいえ、際限なく広くすればいいわけではありません。極端な話ですが、半分が押入れで占められている家に住みたいかと聞かれれば、多くの方は「そこまで必要なはずがない」と考えるでしょう。では、収納スペースの広さはどの程度が適切なのでしょうか? ある大手住宅メーカーの調査によれば、収納に対する満足度は収納の広さに比例して高くなっていきます。ところが、延べ床面積に対する収納スペースの割合が14%になった辺りから、満足度はほぼ横ばいになってしまうことが判明したのです。
つまり、必要以上に収納スペースを大きくしたところで生活の質は高まらず、むしろスペースの無駄になりかねません。適切な収納スペースを確保するためには、広さだけでなく場所や形状にも気を配る必要があるのです。

収納のポイントは、使う場所の近くに配置すること

適切な収納スペースを確保するポイントは、使う場所の近くに作ることです。たとえば、玄関にクロークを設ければ、靴に加えて傘やベビーカーなどもしまっておくことができます。キッチンの近くにはパントリー、洗面所や浴室の近くには石鹸や掃除用具を置く棚、寝室や私室には衣服用のクローゼットを配置するのがいいでしょう。
また、近年ではリビングに収納スペースを設ける住宅も増えてきました。従来だと、リビングは広いのが1番とされ、収納が必要なら家具を設置することが多かったと思われます。しかし、いろいろな収納家具を設置すると、結局ごちゃごちゃしてしまうことが少なくありません。それなら最初から、壁際にクロークなどを設けた方がすっきりするのです。昔からのデザインにとらわれずに収納を考えてみましょう。

今回のまとめ

十分な広さの収納スペースが適切な場所に配置されている住宅は、とても生活しやすくなります。整理整頓されて外見がきれいになるのはもちろん、家事や仕事の効率も高まるでしょう。ストレスフリーな生活を送りたい方は、収納を見直してみてはいかがでしょうか。