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床下収納や屋根裏収納を賢く活用しましょう

2020.10.05

コラム


持ち物を使いやすく収納するためには、適切な収納スペースを確保する必要があります。クロークを設けたり収納家具を設置したりするのはもちろんですが、ぜひ活用していただきたいのが床下収納や屋根裏収納です。今回は、床下収納・屋根裏収納のメリットや、活用する際のポイントをご紹介します。

【目次】
1.床下や屋根裏はデッドスペース。収納に使うと無駄がない
2.床下収納は全体を見やすくし、使用頻度の低いものを置こう
3.屋根裏収納は温度変化に注意。必要なら断熱工事を!
4.今回のまとめ

 

床下や屋根裏はデッドスペース。収納に使うと無駄がない

床下収納や屋根裏収納のメリットは、デッドスペースを有効活用できることです。床下屋根裏は、家の構造上どうしても発生する隙間であり、そのままでは無駄な空間にしかなりません。これらを収納スペースとして活用するのは、とても合理的です。
また、床下収納や屋根裏収納を最大限に活用すれば、他の場所に設ける収納スペースや収納家具を減らすこともできます。収納のために生活空間を削らずに済むので、家がより広く感じられ、快適に暮らしやすくなるでしょう。さらに、床下収納や屋根裏収納は目立たないため、人に見られたくないものを収納するのにも適しています。少々古びているけれど捨てたくない家具や、趣味で集めている品などを収納するのがおすすめです。

床下収納は全体を見やすくし、使用頻度の低いものを置こう

床下収納の定番は、キッチンにある食品や調理器具の保管庫です。もちろん、キッチン以外の場所に床下収納を作っても構いませんし、食品以外のものを収納しても構いません。リビングや廊下など、いろいろな場所に作る価値があるでしょう。ポイントは、あまり重いものを保管しないことです。取り出す時にしゃがんで持ち上げなければならないため、重いものは出し入れの負担が小さくありません。使用頻度も低い方がいいでしょう。その性質上、調味料などの長期保存可能な食品や、お正月・クリスマス用品のような「季節もの」の収納に適しています。
また、重ねるように収納すると、下の方に入れたものを取り出すのが大変です。ひと目で収納物が把握でき、必要なものを簡単に出し入れできるよう、広く浅く並べるのがいいでしょう。床下は湿気が溜まりやすい場所なので、新聞紙を敷いたり調湿剤を入れたりして、湿気対策も行ってください。ちなみに床下収納は、床下の点検口を利用して作るのが一般的です。点検口がある住宅の場合は、床下収納を後付で設置しやすいので試してみましょう。

屋根裏収納は温度変化に注意。必要なら断熱工事を!

屋根裏収納を使う際のポイントも、基本的には床下収納と同じです。屋根裏収納への出入りは、収納式階段を使うケースが多いでしょう。そのため、重いものや大きいものを無理に収納するのは推奨されません。漫画本や雑誌といったコンパクトなものや、「季節もの」をはじめとする使用頻度の低いものを収納するのが望ましいでしょう。
そして、屋根裏は非常に温度変化の大きい空間であることに注意してください。屋根裏は居住空間ではない関係上、断熱仕様になっていないことが多いのです。そのため夏はサウナ状態になり、冬はとても寒くなります。精密機器をはじめ、温度変化に弱いものは原則として保管してはいけません。もし、何でも置ける屋根裏収納を作りたいのであれば、断熱リフォームを行いましょう。換気用の小窓や空調設備を設けるのもおすすめです。
なお、あまり広い空間を作ると「屋根裏」ではなく「新たな階」とみなされ、いろいろな条件をクリアする必要が出てくるのでご注意ください。断熱のことも含め、屋根裏を作る段階で施工業者と相談しましょう。

今回のまとめ

収納の少なさに悩みつつ、床下や屋根裏の空間を余らせているケースは少なくないと思われます。これらのスペースを活用すれば、より快適な家を作れるのです。収納に困っている時は、床下や屋根裏を活用できないか検討してみましょう。