三重県亀山市・鈴鹿市で新築住宅・リフォーム・土地さがしを行う野村建設のお知らせです。

高気密・高断熱で年中快適な暮らしを!

2020.08.21

コラム


みなさんは、エアコンをずっとつけているにも関わらず、なかなか部屋が涼しく・暖かくならなかった経験はありませんか?それはもしかすると、家の気密性や断熱性が低いせいかもしれません。今回は、高気密・高断熱の家のメリットを解説します。

【目次】
1.高気密・高断熱とは、空気や熱の出入りが少ないこと
2.高気密・高断熱住宅はメリットが豊富
3.高気密・高断熱住宅は、省エネルギー対策等級に注目
4.今回のまとめ

 

高気密・高断熱とは、空気や熱の出入りが少ないこと

そもそも、「気密性」および「断熱性」が高いということについて、詳しい意味をご存じない方も多いのではないでしょうか。2つの言葉には、それぞれ以下のような意味があります。

気密性:屋内と屋外の空気の入れ替わり(交わり)を少なくする性能。
断熱性:屋内と屋外の熱の出入りを少なくする性能。

つまり、高気密・高断熱の家とは、空気や熱の出入りをできる限り少なくした家のことなのです。高気密は、防湿シートや気密テープで家の隙間を減らすことで実現できます。高断熱は、壁や床に断熱材を入れたり、断熱性能の高い窓ガラスを使ったりすることで実現可能です。なお、高気密の家については「何だか息苦しくなりそう」と感じる方もいると思われます。
しかし、現在はどの住宅でも24時間換気システムの設置が義務付けられているため、メンテナンスを怠らなければ換気に支障はきたしません。むしろ、システムが効率よく機能するためには、気密性が高い方がいいのです。

高気密・高断熱住宅はメリットが豊富

高気密・高断熱の家には多くのメリットがあります。主なメリットを挙げてみましょう。

冷暖房の効率アップ

夏の暑さや冬の寒さを遮り、屋内の空気を外に出さず循環させることで、冷暖房の効率を高めます。エアコンやストーブの台数を減らしたり、出力を弱めたりしても、十分な効果が得られるでしょう。結果として、光熱費の節約にもつながります。

結露予防

窓の周辺がベタベタになってしまう結露は、外部の寒さによって窓近くの空気が冷やされることで発生します。高断熱住宅なら、外の寒さが伝わらないので結露が発生しにくくなり、カビの発生や住宅の劣化も予防できるのです。

ヒートショック予防

温度の急激な変化によって血圧が変動し、心筋梗塞や脳梗塞が引き起こされる現象をヒートショックといいます。発生しやすいのは、暖かい部屋から寒いトイレや脱衣所に移動した時です。高気密・高断熱住宅なら、部屋ごとの室温の差が小さくなるため、ヒートショック予防に高い効果を発揮します。

高気密・高断熱住宅は、省エネルギー対策等級に注目

高気密・高断熱の家を作りたくても、具体的な基準がわからず困ってしまう方は少なくないと思われます。実際、高気密・高断熱を謳っておきながら、不十分な施工を行う業者もいるのです。どうすれば、気密性や断熱性を客観的に評価できるのでしょうか。
注目していただきたいのは、住宅の「省エネルギー対策等級」です。これは、住宅性能表示制度の評価分野のひとつで、冷暖房のエネルギー効率のよさを表します。以下の2項目について評価しているので、家づくりの際はぜひ確認しましょう。

温熱環境

暖房器具に使用するエネルギーが、どれだけ削減できているかを表す指標です。等級1から等級4まであり、数字が大きいほど性能が高くなります。

エネルギー消費量

住宅で使用する二次エネルギー(電気、灯油、都市ガスなど)を一次エネルギー(石油、石炭、天然ガスなど)に換算し、どのくらい消費したのかを表す指標です。等級1、4、5の3ランクがあり、数字が大きいほどエネルギー消費量が抑えられます。

今回のまとめ

季節ごとの気候の変化が大きい日本において、高気密・高断熱住宅の実現は必須といっても過言ではありません。特に近年では、夏場の危険な暑さや冬場のヒートショック事故などが大いに問題視されています。新築はもちろん、リフォームでも高気密・高断熱の家を作ることはできるので、1年中快適に過ごせる我が家を作り上げましょう。