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省エネルギー住宅で光熱費を賢く削減しましょう

2020.08.02

コラム


日々の家計のやりくりはとても大変なものです。各種費用の中でも大きな割合を占めるのが光熱費ですが、エアコンをフル稼働させる夏や冬は、特に出費が大きくなるでしょう。そんな光熱費の節約に役立つのが「省エネルギー住宅」です。今回は、省エネルギー住宅の特徴を解説します。

【目次】
1.省エネルギー住宅は、冷暖房の効率化で省エネを図る
2.省エネルギー住宅は「快適な家」でもある
3.省エネルギー住宅を見極めるためのポイント
4.今回のまとめ

 

省エネルギー住宅は、冷暖房の効率化で省エネを図る

省エネルギー住宅とは、主に冷暖房のエネルギー消費を抑えることで、省エネルギーを実現した住宅です。日本の家庭のエネルギー消費のうち、約30%を冷暖房が占めています。つまり、冷暖房の効率がいい家を作ることで、結果的にエネルギー消費を抑えられるのです。そのため、省エネルギー住宅は以下の3つに重点が置かれています。

断熱

住宅の内外の熱の移動を少なくすることで、冷暖房の効率を高めます。壁・床・屋根への断熱材の使用、そして断熱性能の高い窓の採用が主な方法です。

日射遮蔽

庇やすだれ、カーテン、ブラインドによって屋内への日光の侵入を防ぐことで、主に夏場の冷房効率を高める方法です。一方、冬にはしっかりと日光が差し込むよう工夫されています。

気密

住宅の隙間をなくし、屋内外の空気の無駄な移動を減らして冷暖房効率を高める方法です。ただし、気密性能だけが高くなると空気が入れ替わらず、住環境の悪化を招くため、必要な換気量は確保しなければなりません。

省エネルギー住宅は「快適な家」でもある

省エネルギー住宅のメリットは、光熱費を削減できることだけではありません。省エネルギー住宅が実現すると、家の中の温度がどこでもほぼ一定となり、夏の暑さや冬の寒さにも強くなります。加えて、結露やヒートショックが発生しにくくなるのです。つまり、省エネルギー住宅とは「快適な家」でもあるといえるでしょう。
また、省エネルギー住宅の新築もしくはリフォームを行うと、さまざまな補助金を受け取れます。主な制度は、すまい給付金や地域型住宅グリーン化事業、長期優良住宅化リフォーム補助金、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金などです。自治体ごとの補助金もあるので、お住まいの地域の制度を調べてみるといいでしょう。
なお、省エネルギー住宅は高性能である関係上、従来の住宅に比べて建設コストが高くなる傾向にあります。省エネ効果で将来的に取り戻すことはできますが、初期投資が多めにかかるのは確かなので、しっかりと計画を立てることが大切です。

省エネルギー住宅を見極めるためのポイント

それでは、どうすれば省エネルギー住宅を見極めることができるのでしょうか? ポイントとなるのは、「住宅性能表示制度」です。これは住宅の性能を10分野29項目(新築の場合)で評価したもので、その中に「温熱環境」という項目があります。1~4等級でランク分けされているので(4等級が最高)、なるべく等級の高い家を選びましょう。
また、よりわかりやすいポイントとしては、「住宅省エネラベル」や「窓ラベル」があります。よりランクの高いラベルが貼ってある、もしくは広告などで掲示してあるほど、断熱性能が高いということです。見逃しがちなポイントですが、こういった部分にも注目すれば、省エネ性の高い住宅を選ぶことができます。

今回のまとめ

省エネルギー住宅は、光熱費の節約や快適な生活が実現できるだけでなく、エネルギー消費の削減によって環境保護にもつながります。今後は省エネルギー住宅が当たり前のものとなっていくでしょう。ご自宅の新築やリフォームをご検討中の方は、ぜひ省エネルギー住宅を選んでみてください。