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紫外線や酸性雨が住宅に与える影響とは

2020.07.21

コラム


家はいつも日光を浴び、雨風にも晒されています。破損しているようには見えない家でも、実際はダメージが蓄積しているかもしれません。特に注意しなければならないのが、人体にも有害な紫外線と酸性雨です。今回は、紫外線と酸性雨が住宅に与える影響と、それらへの対処法をご紹介します。

【目次】
1.紫外線は外壁塗装を劣化させ、家の寿命を縮める
2.酸性雨は金属を腐食させ、コンクリートも溶かす
3.紫外線と酸性雨に強い家の作り方
4.今回のまとめ

 

紫外線は外壁塗装を劣化させ、家の寿命を縮める

紫外線が住宅に与える影響は、屋根や壁に使われている塗料や樹脂の劣化です。「色褪せるくらいなら仕方がない」と考える方もいるかもしれませんが、塗装の劣化の影響はそれだけにとどまりません。塗装は、家を雨水や日光から守る役割を果たしているからです。塗装が劣化した状態を放置すれば、木材の腐食や金属のサビを招き、家の寿命を縮めてしまうでしょう。また、紫外線は窓から侵入し、家の中にも影響を与えます。家具を移動させた時に初めて、家の中が日焼けしていることに気付いた経験のある方も多いのではないでしょうか。
もちろん見た目だけではなく、着実にダメージが蓄積していくので、家や家具の寿命を縮めてしまいます。このように、目に見えない紫外線の影響は非常に大きいのです。

酸性雨は金属を腐食させ、コンクリートも溶かす

酸性雨は、火山活動や化石燃料の燃焼によって発生した、窒素酸化物や二酸化硫黄を取り込んだ雨です。通常の雨は弱い酸性ですが、酸性雨はより強い酸性で、金属の腐食をもたらします。加えて、コンクリートも溶かしてしまう他、紫外線と同様に塗装も劣化させるのです。
さらに、酸性雨は土壌や河川を酸性に変え、生態系に影響を与えます。酸性雨のダメージによって、多くの木が立ち枯れてしまった森林もあるほどです。ご自宅の庭も、酸性雨の影響を受けてしまうかもしれません。

紫外線と酸性雨に強い家の作り方

紫外線と酸性雨は、どちらも住宅の大敵だといえます。では、どうすれば大切な我が家を守れるのでしょうか? それぞれの対処法を見ていきましょう。

紫外線への対処法

定期的な外壁塗装の塗り替えが最も有効です。一般的に、外壁塗装の寿命は10年程度とされているので、時期が近づいてきたら業者に相談しましょう。家の中への紫外線の侵入は、紫外線カットフィルムや遮光性能の高いカーテンの使用で防ぐことができます。紫外線カット機能のあるLow-E複層ガラスへのリフォームもおすすめです。

酸性雨への対処法

酸性雨に強い外壁材や塗料の使用が有効です。日本でよく使われるモルタル壁や窯業系サイディング材は、全体的に酸性雨に弱いため、大幅にリフォームした方がいいこともあるかもしれません。お住まいの地域の雨や土壌が、どの程度の酸性度なのか調べてみるのもいいでしょう。

今回のまとめ

地球上にいる限り、紫外線と酸性雨から逃れることはできません。これらが住宅に与える影響を知り、あらかじめ対策を施しておくことが最も大切です。ご自宅はしっかりと対策ができているか、改めて確認してみてください。