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家づくりの基礎知識「建ぺい率」と「容積率」とは

2020.01.14

コラム


土地を購入して家を建てるにあたり、「建ぺい率」と「容積率」という言葉を耳にすると思います。なんとなく聞いたことがある方もいると思いますが、多くのかたが明確に理解できていません。この「建ぺい率」と「容積率」を知らないと、後になってこんなはずじゃなかったと後悔することもありますので、この記事を読んでしっかりと理解しておきましょう。

「建ぺい率」とは

建ぺい率とは、敷地面積における建築面積の割合のことであり、「土地全体に対してどれくらいの割合で建物が建っているのか」を表します。そのため、建ぺい率は「建築面積÷敷地面積」という計算式で求めることができます。例えば、敷地面積150㎡の土地に75㎡の家を建てた場合、建ぺい率は50%となります。
せっかく高い土地を購入したのですから、土地の広さギリギリいっぱいまで家を建てたくなる気持ちはわかりますが、この建ぺい率は法律で制限があります。地域によってパーセンテージは異なりますが、建築基準法において、建ぺい率の上限が定められているため、それ以上の家を建てることはできないのです。
防火や風通しの観点から、建ぺい率の低すぎる住宅は望ましくないとされており、これも家づくりのルールと捉えておきましょう。

「容積率」とは

次に容積率とは、敷地面積における延床面積の割合のことであり、「土地全体に対してどれくらいの床面積の建物が建っているのか」を表します。そのため、容積率は「延床面積÷敷地面積」という計算式で求めることができます。例えば、敷地面積150㎡の土地に延床面積100㎡の家(1階部分の床面積が50㎡、2階部分の床面積が25㎡)を建てた場合、容積率は66%となります。
建ぺい率だけではなく容積率という数値が理由は、主にインフラ設備上の問題です。あまりに延床面積の広い建物が建った場合、その分たくさんの人が出入りし、その地域の水道やガスなどのインフラ設備が追いつかなくなることがあります。そのため、地域によって容積率にも上限を設け、延床面積が広すぎる建物が建たないように調整しているのです。

今回のまとめ

建ぺい率も容積率も、私たちの暮らしの水準を守るための重要な基準です。なぜこんな制限があるのかと煩わしくなる気持ちも分かりますが、その理由を知れば納得できますね。