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家具や家電も被災時の補償対象に!家財保険の仕組みを解説

2023.04.17

コラム

自宅が自然災害や火災などの被害にあうと、家にある家具や家電が失われてしまうおそれがあります。そのような被害に備えて加入しておきたいのが「家財保険」です。火災保険は、具体的にどのような被害を受けた時に適用され、どの程度の補償が受けられるのでしょうか? ここでは、家財保険の仕組みについて解説します。

【目次】
1.家財保険とは?
2.家財保険の補償対象となる家財と事故・災害
3.家財保険には加入しておいた方がいいの?
4.今回のまとめ

 

家財保険とは?

家財保険とは、家具や家電といった「家財」が、自然災害や火災、事故などによる被害を受けた場合に補償を受けられる保険です。家財が壊れたり水に濡れたりした時は、生活を続けるために新しいものを購入しなければなりません。家財保険に加入していると、価値が同程度の家財を再度取得するのにかかる費用を限度とし、保険金を受け取ることができます。
こう聞くと「それって火災保険のことじゃないの?」と思う方もいるでしょう。その通り、家財保険は火災保険の一種です。火災保険の補償対象は、「建物」と「家財」に大きく分けられます。このうち、家財を補償対象とする保険を「家財保険」と呼んでいるのです。

家財保険の補償対象となる家財と事故・災害

家財保険の対象となる家財は、家にあるテーブル・椅子・ソファ・棚といった家具や、テレビ・パソコン・スマートフォン・冷蔵庫・洗濯機・エアコンといった家電が中心です。衣類や寝具、日用品、自転車、原付バイク(総排気量125cc以下のもの)なども対象になります。
一方、外に持ち出している家財や、自動車、バイク、動植物、現金、小切手、有価証券、一定額を超える貴金属・宝石・美術品などは、基本的に補償対象になりません。ただし、保険会社や加入プラン、特約などによっては補償対象にできる場合もあります。
また、家財保険で補償される災害は、火災、落雷、破裂・爆発、風災、雹災、雪災、水災などです。台風などの自然災害や火災以外にも、給排水設備の事故による水濡れや、うっかりミスによる破損・汚損、強盗や窃盗による盗難などにも適用されます。ただし、地震・噴火・津波による損害を補償するためには、「地震保険」への加入が必要です。

家財保険には加入しておいた方がいいの?

家財保険は、賃貸物件だと加入が必須である場合が多いのですが、持ち家の場合は任意です。そのため、建物の火災保険には加入しているものの、家財保険には入っていないというケースも多いと思われます。実際のところ、家財保険には加入しておいた方がいいのでしょうか?最終的には個人の判断次第ですが、基本的には加入しておくのがおすすめです。建物が大きな被害を受けるような事故・災害だと、大抵は家財も被害にあうでしょう。
また、建物自体の被害が小さくても、消火活動によって家財が水びたしになることも考えられます。建物を対象とする火災保険の保険金額は、建物の修繕・再建に必要な金額を基準に決められるのが基本です。これだけでは、失われた家財の買い替え費用を捻出できないかもしれません。速やかな生活再建のためにも、万が一に備えて家財保険に加入しておくのが得策ではないでしょうか。

今回のまとめ

家財保険に加入していると、思わぬ事故や自然災害で家財が被害を受けた時に、保険金を受け取ることができるので安心です。誰がいつ、どんな事故や災害にあうかは予想できません。建物向けの火災保険にしか加入していないという方は、いざという時に備えて、家財保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。