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YKK APってどんな会社?会社の成り立ちや業務内容を紹介

2023.01.30

コラム

住宅の窓や玄関ドアといった開口部は熱の出入り口となるので、快適な家づくりのためには断熱性能の高いものを選ぶ必要があります。また、カーポートや門柱、テラスといったエクステリアの存在も忘れてはいけません。こういった製品を作っているメーカーの中で特に人気が高いのが「YKK AP」です。ここでは、YKK APの成り立ちや特徴をご紹介します。

【目次】
1.YKK APの沿革
2.YKK APの樹脂窓は断熱性抜群
3.YKK APの強みは一貫生産体制にあり
4.今回のまとめ

 

YKK APの沿革

YKK AP株式会社は、東京都千代田区に本社を置くアルミ建材メーカーです。世界最大のファスナーメーカーであるYKK株式会社の子会社であり、YKKグループの中核を成しています。アルミサッシの国内シェアでは、LIXILに次ぐ第2位を誇ります。
1957年(昭和32年)に設立され、当時は吉田商事株式会社の名称で、吉田工業(YKKの前身)が製造したファスナーの輸出などを担当していました。1959年(昭和34年)からは、富山県黒部市においてアルミ溶解と押し出しの事業を始め、アルミ室内建具やアルミサッシなどの製造・販売に着手します。住宅の大量供給が求められる高度経済成長期において、YKK APはアルミサッシの普及に貢献し、複層ガラスやエクステリアなど商品展開も広げていきました。そして2000年代に入ると、サッシだけではなく「窓」そのものを供給するメーカーに転換。海外にも拠点を構えてシェアを拡大し、ものづくりに力を注ぎ続けています。

YKK APの樹脂窓は断熱性抜群

YKK APの窓の特徴は「樹脂窓」であることです。樹脂窓とは、フレームが樹脂で作られている窓のことをいいます。樹脂素材は熱が伝わりにくいので、夏にも外の暑さが伝わるのを防ぎ、冬には室内の熱が出て行くのを抑えてくれます。これにより室内を適温に保ちやすく、冷暖房の効率もアップし、結露も防げるのです。
YKK APではこのフレームに、2枚のガラスでアルゴンガスを挟み込み、Low-E金属膜を貼った断熱複層ガラスを組み合わせています。この樹脂窓の断熱性能は国内最高基準であり、防犯性や防音性も抜群です。省エネが重視されている現代の住宅に、YKK APの樹脂窓はぴったりだといえるでしょう。

YKK APの強みは一貫生産体制にあり

YKK APのものづくりは、「一貫生産体制」を採用しているのが大きな強みです。素材・部品・製造設備の開発・製造に加工、組立など、生産に関わるすべての工程を自社で賄っています。アルミ素材も設立間もない頃と同じく、地金の溶解から手掛けているのです。さらには物流システムも構築することで、高品質・安定供給のためのプロセスを確立しました。ここまで徹底しているのは、課題解決のためなら材料や設備までも追求するという「川上遡上主義」がYKK APの根幹にあるからです。
2021年度からはスマートファクトリー化も推進しており、より効率的な生産体制の構築を進めています。

今回のまとめ

YKK APは、確かな理念に基づく素晴らしいものづくりをしている会社です。樹脂窓やアルミ製品をはじめ、各種インテリア・エクステリアも優れた製品がそろっています。ご自宅の新築やリフォームをするなら、YKK APの製品を選択肢に入れておくのがおすすめです。興味のある方は、お近くの工務店・リフォーム業者に問い合わせてみてください。