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クリナップってどんな会社? 会社の成り立ちや特徴を紹介

2023.01.06

コラム

キッチンはさまざまなメーカーから発売されており、各メーカーがこだわりの製品を送り出しています。キッチンを選ぶ時は、まずメーカーの特徴やこだわりに目を向けると、自分に合った製品を選びやすくなるでしょう。そこで今回は、代表的なキッチンメーカーの1つである「クリナップ」の成り立ちや、製品の特徴をご紹介します。

【目次】
1.クリナップの沿革
2.クリナップはオールステンレスにこだわっています!
3.クリナップの企業理念と製品への反映
4.今回のまとめ

 

クリナップの沿革

クリナップ株式会社は、東京都荒川区に本社を置く住宅設備機器メーカーです。大元になったのは個人経営のお店で、1949年(昭和24年)から座卓の製造販売を行っていました。1954年には前身となる井上食卓株式会社が設立され、1960年には井上工業に改称した上で、ステンレス流し台の製造販売を開始します。そして、1961年には商標としての「クリナップ」が誕生し、業界初の米びつ付きステンレス流し台を発売したのです。
これ以降もさまざまなステンレス製品を開発し、1973年には日本初のシステムキッチンを発売しました。後に会社名自体がクリナップ隣、現在は住宅設備機器の専門メーカーとして、数多くの魅力的な製品をリリースしています。

クリナップはオールステンレスにこだわっています!

クリナップは、初期からステンレス製品をリリースしていたことからもわかるように、ステンレスに強いこだわりがあるメーカーです。ステンレス自体はどのメーカーのキッチンにも使われているのですが、キャビネットなどは木材などでできていることが多く、全体がステンレスというわけではありません。
これに対しクリナップでは、中級モデル以上のキッチンをオールステンレスで作っています。ステンレスは強度が高く、サビやカビ、臭いなどにも強いことから、キッチンとの相性は抜群。骨組み部分や側面・底面までステンレスで作られたオールステンレスキッチンは、普段あまりお手入れをしない部分もきれいな状態を保ちやすく、非常に衛生的です。これによりお手入れの負担が減り、しかも長く使うことができます。

クリナップの企業理念と製品への反映

クリナップは「家族の笑顔を創ります」を企業理念とし、「キッチンから笑顔をつくろう」を合言葉に活動しています。そのため創業以来、常に使いやすさを重視し、実用性とデザイン性を兼ね備えたものづくりを行っているのも特徴です。
たとえば、システムキッチンの主力モデルに2015年から搭載されている「流レールシンク」。これはシンクの傾斜や排水溝の位置を工夫し、調理や洗い作業の水だけでゴミがスムーズに流れるようにしたというもので、シンクのゴミ掃除の手間が減ったと大変好評です。また、2018年からは最上級モデルに「クラフツマンデッキシンク」を採用。自由に動かせる大型サポートプレートを取り入れることで、作業スペースを最大2倍にまで広げられるようになりました。このようにクリナップでは、何気ない不満や問題点を見逃さず、使いやすいキッチンづくりに反映させているのです。

今回のまとめ

クリナップは、使いやすいキッチンをお探しの際は、ぜひ選択肢に入れておきたいメーカーです。オールステンレスを採用し、細部までこだわり抜かれた設計は、料理やお掃除の負担を大きく減らしてくれるでしょう。興味のある方は、クリナップ製品を扱っている工務店・リフォーム会社に相談し、ショールームも訪れてみてください。