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家づくりの前に行う地鎮祭とは? どれくらいの費用がかかるの?

2022.10.21

コラム


家づくりをする時は、工事を何の問題もなく完了させ、その後も安心して住めるようにしたいものですよね。最も重要なのは、正確な地盤調査や綿密な住宅設計ですが、もうひと押しの安心がほしいこともあるでしょう。そのような時に行われるのが「地鎮祭」です。ここでは、地鎮祭の内容や費用を紹介します。

【目次】
1.地鎮祭とは?
2.地鎮祭の流れ
3.地鎮祭までに準備すべきこと
4.今回のまとめ

 

地鎮祭とは?

地鎮祭とは、建設工事を始める前に行う儀式です。その土地を守る神様に土地を使用する許可を請い、建設工事の安全や完成後の繁栄を祈ります。全国各地に浸透しており、古くから行われてきました。基本的には神式で行いますが、宗教上の理由から仏式で行ったり、キリスト教式の「起工式」を実施したりするケースもあります。
また、最近は時代の変化に伴い、地鎮式を行わないケースも増えています。建設会社によっては、地鎮祭の費用を最初から料金に含めている場合もあるため、確認しておくといいでしょう。実施しないのであれば、その旨を契約前に伝えておく必要があります。実施するとしても、段取りは建設会社が行ってくれることがほとんどなので、依頼者の方は日程や参加者などに関して打ち合わせをすればOKです。

地鎮祭の流れ

一般的な神式の地鎮祭は、使用する土地の四隅に青竹を立て、その間にしめ縄を張った祭場の中で行います(紅白幕でテントを作ることも)。祭場内には祭壇が作られてお供物が置かれ、神主が儀式を取り仕切ります。基本的な流れは以下の通りです。

1:手水(ちょうず、てみず)…両手を洗い心身を浄めます。
2:修祓(しゅばつ)…祭壇やお供物、参列者を祓い清めます。
3:降神(こうしん)…祭壇に土地の神様をお迎えします。
4:献饌(けんせん)…神様にお供え物を捧げます。
5:祝詞奏上(のりとそうじょう)…祝辞を読み、工事の安全を祈願します。
6:四方祓い(しほうはらい)…お米や塩をまいて土地を清めます。
7:地鎮(じちん)…盛り土を崩す「鍬入れ(くわいれ)」をしたり、鎮め物を埋めたりします。
8:玉串拝礼(たまぐしはいれい)…神前に玉串を捧げます。
9:撤饌(てっせん)…お供え物を下げます。
10:昇神(しょうじん)…拝礼し、神様にお帰りいただきます。
11:直会(なおらい)…神酒拝戴(しんしゅはいたい)ともいい、お神酒で乾杯します。

地鎮祭までに準備すべきこと

前述したように、現在の地鎮祭は建築会社が主導してくれることがほとんどです。そのため、祭壇や榊、竹、鍬などは大体用意してもらえますが、お供え物は施主が用意するケースが多いと思われます。基本的なお供え物は、米・酒・塩・水を各一合、神酒(のし付きの一升瓶2本)、山の幸(野菜や果物それぞれ3種類ほど)、海の幸(昆布・スルメなどの乾物や尾頭付きの鯛)などです。費用は合計1万円程度と見ておきましょう。また、神主にはお礼として初穂料(玉串料)をお渡しします。相場は2万円~5万円ほどです。儀式の後はご近所にあいさつ回りをするため、その際にお渡しする粗品(タオルなど)も用意しておきます。
さらに、参列する家族のスケジュールも確認しておきましょう。当日の服装は、スーツにネクタイなどのフォーマルなものが基本です。あまりラフな格好でなければ、特に問題はありません。

今回のまとめ

地鎮祭は、実施するかどうかは施主の自由です。必要ないと感じるなら、その旨を業者に伝えれば問題ありません。ただ、何しろ神様にお祈りする儀式ですから、実施する場合はしっかりと準備を整え、マナーを守ることが大切です。詳細な段取りについては、施工業者と綿密に相談しておいてください。