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大工だけではありません。家づくりに携わる代表的な職人を紹介

2022.10.02

コラム


皆さんは「家を作る職人」と聞いて、どのような職業を思い浮かべますか? おそらく多くの方は、大工を想像するでしょう。しかし、家は大工だけで作れるわけではなく、他にもいろいろな職人が関わっているのです。ここでは、家づくりに携わる代表的な職人をご紹介します。

【目次】
1.設計・解体・基礎づくりに携わる職人
2.家本体の建築に携わる職人
3.仕上げや設備の設置に携わる職人
4.今回のまとめ

 

設計・解体・基礎づくりに携わる職人

家づくりは、まず家を設計した上で、「建築確認申請」を行って建築の許可を取る必要があります。これを担当するのが「建築士」です。確認申請が済んで初めて、実際の工事に取り掛かることができます。工事がスタートした後、最初に行われるのは基礎作りです。建て替え工事など、すでに建物がある場所に建物を建てる場合は、「解体職人」が重機などを使って建物を解体します。解体によって出た廃材は、適切に分別して処理しなければなりません。土地が更地になったら、「土木職人」が土地を平らにし、必要に応じて地盤改良をしたり水勾配を作ったりします。
そして、「鉄筋職人」が鉄筋を組み上げ、「型枠職人」が型枠を組み立て、「基礎職人」が型枠にコンクリートを流し込みます。ここまでで家を支える「基礎」の完成です。

家本体の建築に携わる職人

基礎が完成したら、いよいよ建物本体を作っていきます。まず活躍するのは、高所作業用の足場を組む「足場職人(足場鳶)」です。足場は最終的に撤去される設備ですが、これがなければどんな職人も高所作業ができません。そしてこの辺りから、木造建築の要ともいえる「大工」が登場します。木造建築の大部分を作っているのは、木工事のプロである大工であり、全体のリーダー的存在です。柱や梁を組み上げていく作業は豪快に見えますが、実際にはミリ単位の極めて緻密な作業を行っています。
さらに、モルタルやコンクリート、漆喰などを使い、壁や天井を塗り上げるのが「左官職人」です。大小さまざまなコテを使い分け、美しい壁を作ります。ちなみに、大工・左官・鳶の3つは、江戸時代には「華の三職」と呼ばれ、みんなの憧れの存在でした。

仕上げや設備の設置に携わる職人

家の大まかな形はここまでの作業で作られますが、それだけでは住めるようにはなりません。実際に住める家にするためには、さらに細かい部分を作り上げ、生活に必要な設備も用意しなければならないのです。たとえば、屋根は「瓦職人」や「板金職人」が仕上げ、外壁は左官職人や「サイディング職人」「タイル職人」「塗装職人」などが仕上げます。窓を取り付けるのは「サッシ職人」です。また、内装工事においては「クロス(壁紙)職人」や塗装職人が壁を仕上げ、和室であれば「畳職人」が活躍します。障子・ドア・引き戸などを設置するのは「建具職人」です。
そして、「水道工事業者」が上下水道の工事を行い、「電気工事業者」が照明設備や電気配線を設置し、「空調工事業者」がエアコンや換気設備などを設置します。キッチン・トイレ・お風呂・洗面所といった水回り設備の設置は「住設施工業者」の担当です。その他にも、いろいろな職人・業者が家づくりに関わっています。

今回のまとめ

家づくりには本当にさまざまな職人・業者が携わっており、その数は20種類~30種類にも上ります。どれか1つ欠けるだけでも、快適な家を作ることはできません。家づくりの最中は、ぜひ職人の活躍ぶりを観察してみてください。大勢のプロの手によって家が作り上げられていることを知れば、マイホームに一層の愛着を持てるようになるでしょう。