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主婦の心強い味方「乾太くん」の金額とメリット・デメリット

2022.04.02

コラム


天気の悪い日のお洗濯では、乾燥機が大活躍します。最近は乾燥機能付きの洗濯機も増えていますが、あまり乾燥性能が高くなく、完全に乾くまで何度も回さなければならないケースも珍しくありません。そんな時におすすめなのが、ガス衣類乾燥機「乾太くん」です。ここでは、乾太くんの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

【目次】
1.乾太くんとは?
2.乾太くんのメリット
3.乾太くんのデメリット
4.今回のまとめ

乾太くんとは?

乾太くんは、ガス給湯器やガスコンロで有名なリンナイから発売されている「ガス衣類乾燥機」です。乾燥機には、ヒーターやヒートポンプを電気の力で動かす「電気式」と、LPガスや都市ガスを燃焼させて高温の空気で乾かす「ガス式」の2種類があり、乾太くんは後者に当たります。
ちなみに、コインランドリーの乾燥機もガス式が主流です。最初に発売されたのは1984年と40年近い歴史があり、進化を続けながら多くの家庭で使われてきました。ここ十数年間は売上が右肩上がりで伸びており、2019年には過去最高の7万台を記録。オール電化が注目される近年においてガス式、なおかつ洗濯機と一体になっていない乾燥機でこの売上は驚異的で、それだけ性能を評価されていることがわかります。

乾太くんのメリット

乾太くんの最大のメリットは、乾燥にかかる時間がとても短いことです。5kgの洗濯物なら約52分、8kgの洗濯物でも約80分で乾燥させることができます。これは一般的な電気式乾燥機(乾燥機能付きの全自動洗濯機)の1/3程度です。ここまで早く乾かせるのは、ガス式特有のパワーがあるためです。それに加え、温風の抜け方の工夫や排湿機能などもあり、短時間での乾燥を可能にしています。大量の洗濯物を乾かしたい時や、急いで乾燥させたい時にも便利で、洗濯の負担を大きく軽減してくれるでしょう。
また、強い温風によって繊維が根元から立ち上がるため、ふわっとした仕上がりになるのも大きな魅力です。高温により臭いの原因菌の発育を抑制するので、生乾き臭もしません。当然、ダニも死滅するのでアレルギーなどの対策にもなります。さらにはコストパフォーマンスがよく家計にも優しいなど、実に多彩なメリットを備えています。

乾太くんのデメリット

乾太くんは非常に優秀な乾燥機ですが、いくつかデメリットもあります。まず、イニシャルコスト(初期費用)が高めであること。電気式乾燥機なら5kgタイプが5万円程度で手に入りますが、乾太くんは同じ要領で12万8000円(税抜)です。
また、設置するためにはガス栓が必要なのに加え、やや広めのスペースが求められ、設置工事も少々大掛かりになります。これは、壁に穴を開けて排気ダクトを設置する作業などが必要になるからです。工事後のランドリールームの見た目が気になる方もいるかもしれません。その他、音がやや大きいこと(洗濯機と同じくらい)、高温で乾かすので特定の素材の洗濯物は縮む可能性があること、洗濯機と一体になっていないので洗濯物を移す手間がかかること……といった注意点もあります。乾太くんを設置するなら施工業者と相談し、設置場所や工事の計画を十分に検討するのが望ましいでしょう。

今回のまとめ

乾太くんは、家事の負担を大きく軽減してくれるとても便利な乾燥機です。特に家族の人数が多いご家庭や、よく服を汚してしまう小さなお子様がいるご家庭などに向いています。設置にあたってはいくつか注意点もありますが、これらは工夫次第で対応可能で、それ以上にメリットが大きいのが魅力です。毎日のお洗濯を楽にしたい方は、ぜひ乾太くんの導入を検討してみてください。