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建売住宅を購入するメリット・デメリット

2021.01.10

コラム


一戸建てを購入する時は、建築済みの家と土地がセットになった「建売住宅」と、一からデザインして家を作る「注文住宅」という選択肢があります。それぞれ特徴が異なるため、購入する際は十分に比較することが大切です。ここでは、建売住宅のメリットとデメリットを解説します。

【目次】
1.建売住宅は実物を確認でき、購入手続きも簡単
2.建売住宅は、自分の要望を反映させにくい
3.建売住宅は、簡便さやスピード感を求める方におすすめ
4.今回のまとめ

 

建売住宅は実物を確認でき、購入手続きも簡単

建売住宅のメリットは、すでに建物が完成しているため、実物を見てから購入できることです。注文住宅は、どれだけ綿密に打ち合わせを行っても、完成形とイメージにズレがあるかもしれません。建売住宅なら、このような心配がないのです。また、土地探しや細かい打ち合わせといった手間が少なく、建物と土地をセットで契約するため、購入手続きも簡単。当然ながら、購入契約が済めばすぐにでも入居できます。仕事などで忙しい時でも、スピーディーにマイホームを購入できるでしょう。さらに、建売住宅は注文住宅に比べて価格が安い傾向にあります。各種申請や打ち合わせの手間が少ないため、人件費が抑えられるからです。一社との契約で済むので、仲介手数料も発生しません。加えて、同じ規格の建物をいくつも建てることが多く、材料をまとめて購入できるため、材料費も抑えられるのです。

建売住宅は、自分の要望を反映させにくい

建売住宅のデメリットは、間取りや設備などがすでに決まっているため、自分の要望を反映させにくいことです。オプションで対応できる場合もありますが、仕様を細かく変えられるわけではありません。デザイン自体も万人向けになっていることが多く、どうしても個性が発揮しづらくなります。また、同じ規格の建物がいくつも立ち並んでいることも多く、外観の面でも没個性的になりがちです。総じて、個性や理想を重視する方には馴染みにくいといえるでしょう。さらに、すでに建物が建っている関係上、土地(地盤)の状態を細かく確認できません。耐震性や耐久性をチェックするためにも、詳細な資料の提示を業者に求めるのがおすすめです。

建売住宅は、簡便さやスピード感を求める方におすすめ

建売住宅にはメリットもデメリットもあるため、購入する前には自分との相性を考える必要があります。どのような方が建売住宅に向いているのでしょうか。まずおすすめできるのは、細かく計画を立てたり打ち合わせをしたりするのが苦手で、手続きを簡単に済ませたい方です。個性をあまり重視しない方や、何らかの理由で早めにマイホームを確保したい方にも向いています。これらの方であれば、建売住宅のデメリットをほとんど感じず、メリットを最大限に受けられるでしょう。もちろん、購入費用をなるべく節約したい方にも向いています。ただし、費用だけを見て決定すると、後で何かしらの不都合が生じるかもしれません。注文住宅でも、工夫すれば費用を抑えることはできますから、希望を明確にした上で比較検討してみましょう。

今回のまとめ

建売住宅は、相性のいい方にとってはとても魅力的な物件です。「マイホームは自由にデザインするに限る」と考えている方でも、建売住宅の実物を見れば考えが変わるかもしれません。まずは情報を集め、お近くの建売住宅を見学してみてはいかがでしょうか。