三重県亀山市・鈴鹿市で新築住宅・リフォーム・土地さがしを行う野村建設のお知らせです。

ZEH補助金制度を活用して賢く家づくりをしましょう

2020.12.02

コラム


ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス、ゼッチ)は、省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入によって、年間のエネルギー収支をゼロ以下にする住宅です。省エネ性能は抜群ですが、実現するためには一定の費用がかかります。そこで、ぜひ活用していただきたいのがZEH補助金です。ここでは、ZEH補助金制度の基本をご紹介します。

【目次】
1.政府はZEHの普及のため、補助金事業を展開している
2.ZEHの補助金は60万円。上位版ならさらにアップする
3.補助金を受け取るなら、ZEHビルダー/プランナーに依頼しよう
4.今回のまとめ

 

政府はZEHの普及のため、補助金事業を展開している

政府は現在、2030年までに新築住宅の平均(90%)でZEH化する方針を定めています。しかし、一般的な新築住宅をZEH化しようとすると、250万円~300万円程度の費用を上乗せしなければなりません。そのため、資源エネルギー庁・国土交通省・環境省の3省連携で、補助金事業を行って支援しているのです。補助金を受け取るためには、公募期間中に交付申請を行う必要があります。2020年度はすでに4回の公募が行われており、第四次公募の締切は2021年1月8日です。2021年度の予定は不明ですが、引き続き補助金事業が行われる可能性は高いと考えられます。申請金額の合計値が予算に達した段階で終了となるので、施工業者とも相談して早めに申し込むといいでしょう。

ZEHの補助金は60万円。上位版ならさらにアップする

ZEHは、その内容によって数種類に分けられ、それぞれ補助金も異なります。適切な補助金を申請するためにも、簡単な内容を押さえておきましょう。

ZEH

政府の定める「ZEHロードマップ」のZEHの基準を満たした住宅です。一次エネルギーの消費量が、省エネ基準から20%以上削減できている必要があります。補助金は60万円/戸です。

ZEH+

ZEHをさらに高性能化した住宅です。一次エネルギーの消費量が省エネ基準から25%以上削減できているのに加え、さらなる高断熱化や電気自動車の充電設備などを導入する必要があります。補助金は105万円/戸です。

ZEH+R

ZEH+をさらに強化した住宅です。ZEH+の内容に加えて、停電時の主たる居室の電源確保や、蓄電システムなどを導入している必要があります。補助金は115万円/戸です。

補助金を受け取るなら、ZEHビルダー/プランナーに依頼しよう

ZEH補助金を受け取るためには、ここまで紹介した内容に加えて、いくつかの条件を満たす必要があります。特に重要なのは、SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)に登録された「ZEHビルダー/プランナー」が、設計・建築・改修・販売を行う必要があることです。この他にも、申請者が常時居住する専用住宅であること、着工は交付の決定通知後であることなど、細かい条件があります。そのため、ZEHの施工経験が豊富な業者に依頼するのが望ましいでしょう。最低でも、ZEHビルダー/プランナーが在籍しているかどうかは、必ず確認しておいてください。

今回のまとめ

ZEHがより普及すれば、エネルギー問題の解決に大きく寄与するのは間違いありません。しかし、まだそれほど知名度が高くないためか、補助金の申請件数も多いとはいえないのが実情です。経済的で環境に優しい家を作るためにも、補助金を積極的に活用し、ご自宅をZEH化してみてはいかがでしょうか。