三重県亀山市・鈴鹿市で新築住宅・リフォーム・土地さがしを行う野村建設のお知らせです。

家を建てている大工さんって実際どんな仕事?

2019.12.02

コラム

「家を建てるのは大工さん」と知って吐いても、実際にどんなことをしているのか、多くの人は知りません。それどころか、大工さんをみたことがないという方も多いはずです。
大工さんは、私たちに高品質で安全な家を建てるために、汗を流しながら毎日頑張っています。今回は、そんな陽の目を見ることはないけど頑張っている大工さんの仕事を少しだけご紹介します。

大工になるための国家資格はない

大工になるには、国家資格が必要だと思っている方も多いのですが、実は特別な資格がある仕事ではありません。寿司屋や漁師のように、昔からその技術と知識が師匠から弟子に受け継がれながら伝承してきたものであり、国家資格が定められているのものではありません。
建築士や建築大工技能士という国家資格もありますが、一般的な住宅を作り大工であれば、これらの資格がなくても仕事を行うことができます。

大工になるには工務店での修行

そんな資格のない大工という仕事ですが、大工になるためには、工務店やハウスメーカーに勤務して技術を身につける必要があります。
代々受け継がれる技法やノウハウを目で見て、肌で感じながら長い月日をかけて自分のものにして、一人で家を建てることができるようになれば一人前です。一人前になるには険しい道のりであり、まさに「職人」という言葉がぴったりな仕事です。

大工が行う仕事内容

大工は、設計士が作成した図面をもとに、木材を母こうして、実際に現場で組み上げていきます。近年は「プレカット」と言って、木材会社から加工された状態で木材が届くことが多いのですが、その木材を現場で加工しながら組み合わせ、家を作っていきます。
大工の醍醐味は、水道屋や電気屋、鳶職など、様々な業種の職人と連携しながら、全体の舵を取って家を建てていく点です。多くの人が携わる家づくりですが、やはり主役は大工さん。建前から引き渡しまで、家づくりを一貫して担うお仕事です。

今回のまとめ

多くの方にとって馴染みの薄い大工という仕事ですが、私たちが暮らす家は、ほぼ間違いなくこの大工さんが建てています。そんな私たちの生活を支えるお仕事をしている大工さんを見かけたら、少し離れたところから「お疲れ様」と声をかけてあげてください。普段なかなか陽の目を見ることのない影の立役者なので、少しだけ喜ぶと思います。