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子供だけでなく大人も悩まされるシックハウス症候群とは

2019.06.24

コラム

最近、ニュースなどでもよく耳にするようになってきたシックハウス症候群という言葉。何となく聞いたことはあるけど、しっかりとその意味や対策を理解できている人はそれほど多くありません。
今回は、放っておくと子供だけでなく大人の健康をも脅かすシックハウス症候群についてご紹介します。

シックハウス症候群とは

「シックハウス」とは、直訳すると「病気の家」という意味であり、言葉だけを聞くと少し怖いですね。このシックハウス症候群の特徴としては、家や家具が原因で住んでいる人の体調不良を引き起こし、特に夏場にその症状が強くなることが特徴です。
シックハウス症候群の主な原因は、建材や家具などに含まれた化学物質です。家を建てる中で使われるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエンなどが空気中に発散し、それを吸った人の体調不良を引き起こします。気温が高くなるにつれ発散量が急速に増加するため、夏場の症状が重くなります。
厚生労働省によると、シックハウス症候群の典型的な症状は、「皮膚や目、のどなどの刺激症状」「全身倦怠感、めまい、頭痛・頭重などの不定愁訴」などが挙げられており、心当たりのある方はシックハウス症候群を疑ってみてください。

シックハウス症候群の対策

シックハウス症候群は、建材や家具から発散される化学物質が原因であることから、しっかりと換気をすることで、症状を軽減することができます。現代の家は、防虫対策や建材の質を高めるためにも、化学処理がほぼ必ずと言って良いほど行われています。そのため、元となる化学物質を排除することは非常に難しいので、換気によって有害物質をなるべく外に逃がすようにしましょう。
また、ワックスがけやバルサンなどの防虫処理も、シックハウス症候群を引き起こす原因となります。化学物質を内装に塗っている行為ですので、シックハウス症候群が気になる人は極力避けることが望ましいと言われています。

今回のまとめ

日本で暮らす多くの方にとって関係の深いシックハウス症候群ですが、その特徴や対策はあまり知られていません。また、シックハウス症候群が原因で不調が現れているにも関わらず、風邪やアレルギーと思い込んでいる方も少なくありません。
皆様も、夏場に長期間体調がすぐれないと感じた場合は、シックハウス症候群を疑ってみてください。