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意外と知らないリフォーム・リノベーション・増改築の違い
2019.04.13
コラム
家を建て替えるだけではなく、リフォームやリノベーションを行うだけでも、毎日の生活は驚くほど快適になります。普段何気なく使用している、このリフォームやリノベーションという言葉。その意味や違いを明確に言える人は意外と少ないように感じます。
そこで今回は、皆さんが意外と知らない、リフォーム・リノベーションそして増改築の違いについてお伝えいたします。
リフォームは家の設備を取り替えること
リフォームは、すでに多くの方が聞きなれた言葉だと思いますが、意味を少し勘違いしている方が多くいらっしゃいます。一般的に、リフォームとは、比較的小さな工事のことを指しており、キッチンやトイレ、外壁などを取り替えて新しいものに交換することを表します。
一昔前は、若い頃に建てた家をずっと使い続けることが当たり前でしたが、最近は、リフォームを行って部分的に最新設備に入れ替えながら、住み続けることが主流です。住みなれた家を手放すことなく、新しい設備を使うことができるのが、リフォーム最大の魅力です。もちろん、家を建て直すよりも、ずっとリーズナブルに工事を行うことができます。
リノベーションとは間取りを変更すること
最近よく耳にするようになったリノベーション。その語源は、英語のrenovationであり、「手を加えてより良いものを生み出す」ことを意味しています。語源だけを聞けばリフォームとの区別がつきづらいですが、リノベーションとリフォームには、大きな違いがあります。
リフォームが設備を交換することであるのに対し、リノベーションは、間取りの変更を伴う大規模なものと覚えると良いでしょう。二つあった部屋をくっ付けて大きな一室にしたり、逆に部屋を二つに分けたりと、平面図で見たときの間取りが変わるような工事をリノベーションと呼びます。
増改築とは床面積の変更が伴うもの
最後に、増改築とは、建設業界の方以外はあまり聞いたことがないかもしれませんが、読んで字のごとく増築や減築を伴う改築です。もう少し噛み砕いて説明すると、床面積の変更を伴う工事のことであり、部屋を追加したり、離れを作ったり、ベランダ・テラスを新設したりして、家の床面積が増える(または減る)工事のことです。リノベーションとの違いがわかりづらいですが、リノベーションは元の部屋をくっ付けたり話したりするものであり、床面積自体は変わりません。
リノベーションをしようにも、家の床面積が絶対的に狭い場合や、逆に使わない部屋が増えすぎて邪魔な場合、この増改築が検討されます。
今回のまとめ
一般的に、リフォームは設備の交換でリノベーションは間取りの変更、増改築は床面積の変更を伴うものという認識で覚えると良いでしょう。当然、リノベーションや増改築になれば高額な費用が必要となりますが、新築に比べれば非常にリーズナブルに工事を行うことができます。家を建てるか、それとも今の家で我慢するかの二択ではなく、リフォーム・リノベーション・増改築という選択肢も覚えておいてください。
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