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建てる前には気が付かない!?家を建てる際のありがちな失敗例10選

2019.03.09

コラム

家を建てるときは、夢が広がってこれからの生活をあれやこれやとイメージします。一生に一回の家づくり、念願の家づくりですから、自然と力が入るのも当然です。しかし、力が入りすぎるあまり、思わぬ失敗が積み重なり、建てた後になって「あ、やっちゃった・・・」と後悔することも少なくありません。
そこで今回は、建てる前には気づけない、家を建てる際のありがちな失敗例を10個ご紹介いたします。

平面図だけで曖昧にイメージすると危険です

家を建てる際は、まず平面図(図面)を見ながら計画していきます。平面図は、家の間取り全体を俯瞰できる非常に便利なものですが、建てた後のイメージがしづらく、平面図を見ながら想像する家は人によって様々です。
そのため、平面図を見ながら計画していても、頭に思い浮かべていた家の形や生活とは、微妙に異なった家が出来上がることが多く、いざ住んでみると「何か使いづらいな」と感じることが多々あります。

家を建てる際のありがちな失敗例10選

平面図を使った計画は、頭の中のイメージと建てた後の家に若干のズレが生じます。しかし、どんなところがイメージとズレやすいのかはほとんど決まっており、そこを意識しながら建てることで、ほとんどの失敗は回避できます。
ここでは、家を建てる際のありがちな失敗例10選を紹介し、「ここがイメージとズレやすいから気を付けないと」と予防線を張っておくことが重要です。

無駄な空間ができる

建てる前は、夢が広がって色々な空間を作りたくなりがちです。しかし、いざ建ててみるとほとんど使われなかったというケースも珍しくありませんので、立ち止まって考えてみましょう。特に、書斎や仕事部屋、バーカウンター、トレーニングルームなど、趣味性の強い部屋を考えている場合は注意しましょう。

家事動線が悪い

キッチンの家事動線は、しっかりと考える方が多いのですが、その他の家事動線がおろそかになるケースが目立ちます。洗濯物を室内干しする場所、溜まったごみ袋を置く場所、掃除機が届かない場所の掃除など、毎日の生活を具体的にイメージしながら家事動線を考えることが大切です。

収納が少ない

服や靴の収納はイメージしやすいのですが、使わないクリスマスツリーやひな人形、キャンプ用品など、大型の物を収納する位置がなくて困るケースは珍しくありません。どこか一部屋が物置と化してしまうこともあるため、色々なものの収納を考えておきましょう。

窓からの光が入らない

平面図では、窓の大きさはイメージできるのですが、窓の高さまではわかりません。そのため、大きめの窓を作ったにも関わらず、位置が低すぎてあまり光が入らないということが多々あります。

スイッチ・コンセントプラグの位置が悪い

スイッチやコンセントプラグの位置が悪いと、地味にストレスが溜まっていきます。コンセントプラグをたくさん設けたにも関わらず、すべて家具の裏に隠れて使いづらかったり、電気のスイッチが開けたドアで隠れて押しづらかったりと、数を確保しただけでは足りないことが多々あります。

音が気になる

壁の防音はしっかりと施されていても、思わぬ場所からの音が気になることがあります。吹き抜けにすることで、二階を歩く音がリビングに聞こえてきたり、玄関での話し声が聞こえてきたり。壁の防音だけではなく、間取りによって生まれる生活音の考慮も大切です。

ドアの位置が悪い

ドアの位置が悪いと、開けた時に通行人にドアが当たったり、廊下を挟んで向かい合ったドアがぶつかったりとストレスが溜まります。ドアはどちら開きなのか、開き戸なのか引き戸なのかなど、自分一人ではなく、実際に家族全員が住んだ時に邪魔にならないような間取りを考えましょう。

トイレの位置が悪い

玄関近くにトイレを置いてしまうことで来客中に出入りできなかったり、リビングから直結させることで部屋にニオイが入ってきたりと、トイレのトラブルは少なくありません。自分一人の利用ではなく、家族や来客者を想定した設計が大切です。

ゾーニング計画が悪い

ゾーニング計画とは、家の中の部屋空間を設計することです。ゾーニング計画において最も重要なものが、子供部屋です。子供の成長を見越した間取りやデザインを採用できていないと、10年後15年後の生活が非常に窮屈なものとなってしまいます。

照明の位置が悪い

照明の位置を考える際に、明るさだけを考えて、そのほかの使い勝手を考えていないケースが目立ちます。吹き抜けや階段の天井に設置した照明は掃除に困りますし、リビングなどの光が寝室に入る間取りだと眩しくて寝られません。照明を考える際は、明るいかどうかだけでなく、使い勝手が良いかという視点を持っておきましょう。

今回のまとめ

今回ご紹介した10のポイントを踏まえて平面図を見ることで、完成後のイメージをより具体化することができます。家づくりの失敗は、ほとんどがお決まりのパターンであり、ケーススタディで事前に回避することができます。信頼できる建設会社と一緒に、失敗例を想定しながら理想の住まいを考えていくことが大切です。